10年後も未完の大作。
初日だけど行ってきた―!

10年前の展示会とどう違うかと言ったら、今回はホントに純粋に『原画展』。看板に偽りなし、の原画がずらーーっと並んでる展示会です。
しかも連載初回のファーストシーンのカラー原画をはじめ、カラーの表紙・2色原稿はもちろん、名場面ともいえるページの原画も惜しげもなく! 放出されてます!!(白泉社と朝日新聞、よくがんばった! ありがとう!!)
なのでついつい原稿とはいえ、真剣に “読んで” しまうのでした。
なんたってあのシーンもこのシーンも
「うほほほーい」
なところばかりなんだもの!!

にしても改めて美内先生の画面構成力の素晴らしさと、見せ方と効果線の見事さには惚れ惚れします。
おおげさなほどの俯瞰や仰視のアングル、意味もなくそこにあるバラ1輪、遠近法を無視したバストショットと遠景の組み合わせ等々・・・よくよく見るとヘンだけど、ワンシーンとしての『見せ方』は圧倒的なのです。
さすが『少女漫画の描き方の基本のキ』を開拓してきただけのことはある、とひれ伏して拝みたいきもちになったりして。

そんな崇拝感すら覚えつつ、じっくり見ていたらあっという間に1時間以上過ぎてました。


さて。
わたしは通常展示会に行ってもおみやはほとんど買わないのですが、今回は!
なんたってオリジナルグッズがおもしろいものばっかりで、これが買わずにおれようか、という勢いに負けてしまったのです。
左上から反時計回りで
・その名も「泥まんじゅう」というクランチチョコレート
・名場面ふきだしメモパッドブック
・チケットファイル
・ダイカットポストカード
他にもたーくさん販売されていますが、お財布と相談した結果、この4点を厳選購入(笑。


泥まんじゅうチョコレートを食べるときにはやはり
「おらぁ、トキだ・・・!」
と言いながら食べるべし。



名場面ポストカードも数種類あったのに、なぜわたしはこれを選ぶのか・・・。
「おそろしい子!」以外に何を書きこめようか。そしてそれを誰宛に出せというのか。


しかもこのシーン、名場面ふきだしメモパッドにもある。
わたしゃどんだけこのシーンがすきやねん?




そして今回の展示会期間中には、特別エリアとして【喫茶 月影】がオープンしてます。
知る人ぞ知る名店、て雰囲気・・・。

でもメニューはこれだけなのだ(苦笑)

わたしは「白目! プリンパフェ」のマヤ(いちご味)をオーダー。
わははは、白目だ白目だ(マヤが乙部のりえの罠にはまって芸能界干されてる時に出た舞台で、のりえのまわしものたちが聞こえよがしにイヤミ言ったせいで、マヤの仮面が割れちゃうシーンね)。
これをこんな感じで撮る。
そう、カフェの壁には月影先生がマヤに厳しい稽古をつけているシーンのパネルがかかっているのだ。
おっかねぇ月影先生に囲まれて頂くプリンパフェはなかなかオツでは、ありましたよ。


そうそう。
『がらかめ』と言ったら忘れちゃならねぇ、お約束!
ちゃあんとありましたよ。

それと、顏ハメパネル。
あんまはめようとおもわないけど、一応・・・。




ということで、すんげー楽しい展示会でした。
こんなに楽しいの、初めてかも(いつもは尊敬の念だけが強調されるので)。
うひゃひゃひゃひゃ。


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なんてありがたいデパート・・・!
歩いてすぐや、行くわー!
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セブンティーン。

17歳。
本作が公開された当時の私の年齢。
「そのとき私は若かった」である。
公開初日の初回を、故郷の街の映画館で観た(初日初回上映観賞特典の複製原画ももらった)。
すでにALFEEに出会ってしまっていて、アニメへの情熱が流出しつつあったけれども、この作品だけは公開を待ち焦がれていたので、『宇宙が熱い』のキャッチコピーよろしく『心が熱い』てな感じで観まくったし、加えて記憶を頼りにシナリオの書き起こしなんかもやったりしたので、いまでもストーリーのほとんどを覚えている。

そんな作品がこのたび4Kのデジタルリマスターで上映される(↓)

てなことになったと知り、これは観なくては! ということで昨日、行ってきたわけなのだった。


いやーもう、懐かしいのなんの!!
だいすきなオープニングタイトルではつい落涙しそうになってしまったくらいの懐かしさ。
しかも4Kとかだから画(え)がきれい。
もともと丁寧に描きこまれ、つくりこまれた作品だから、デジタル処理を施されたからとてつもなく、きれい!
それが大きなスクリーンにバーーーン!! 

だいはくりょくーーー! うひゃー!!! 
なのである。


ただ、33年前の作品であることとて、現代の『デジタルのモノ』を見慣れた目にはいろいろ「古い」と感じる部分は、正直あった。
たとえば未来世界の設定のハイウェイに設置されている行き先掲示ボード。
デジタル画面として描かれているが、でも“手描き”なので、ぜんぜんちっともデジタルじゃない。
いや、33年前にはこれでじゅうぶん未来っぽい感じ、だったのだろうが残念、あれではカーナビの画面のほうがよっぽど未来っぽい、ということに33年の時の流れで、なってしまった。
ほかにも宇宙船のスクリーンに映る座標軸や、建物の断面図なども、現代のCAD画面のほうが・・・・・だったり、個人に取り付けた発信器の追跡画面も、スマホで見るグーグルマップのほうが・・・・・てなふうに。

でもそれは仕方ないとおもう。
デジタルの進化があまりに早くて、33年前には想像すらできなかったモノがどんどん出てきてしまったのだろうから。
たとえば液晶画面やLED画面とかね。

そういう「古さ」を除けば、あとはなんの問題もないクオリティ。
とても33年前の作品とはおもえない動きや特殊効果や音楽で、一気にこころは17歳当時へ。
まだアニメーターになれるとおもっていた私は、あーすごい、やっぱ安彦さんの線てすごい、はやくこのひとのもとで働きたい、とかおもいながら観てた、はず。

ずいぶん遠くへ来たもんだ。



ところで私は何も知らずに昨日の上映日を選んだんだけど、なんかすぺさるな日だったようで。
アルフィン役の佐々木るんさんがゲストでいらしてた(しかも席、隣だった!)。
びっくりしたー。
(下の写真に写っているが、写っていない←どっちやねん)



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青春プレイバック。
クリックすると公式サイトへ飛べます

うぎゃーーー!
買うわ、買う、買う―――!!

公式で公開されてる比較動画の懐かしさったらないわ!
あのオープニング、大好きだった!!


でも、高ッッ!!←おねだん。


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おそろしい切手・・・・・・!
切手蒐集を始めると、ゼゼコがいくらあっても足らないことになるのです。
(一時期、いっしょけんめ集めてた経験者が言うんだから間違いない)
特にここ数年発売される切手は「オタク」の痒いところを上手にかいてくれるかのような、絶妙なテーマを
「どうだーーーーッ」
と出してくるので
「イヤーーーーーッ!」
とむしゃぶりつくように買わされてしまうものが増えてます。


で、また今回も!
こんなのがッ!!
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
クリックすると当該サイトへ飛びます。

どーするよ、どーするよ

どーすんのよーッ?!(紫のバラに合わせてみました)


しかも窓口販売しないってのがこれまたニクイ。
ほんとにもー、どこがバカまじめなのさ。したたかな商人(あきんど)じゃないのさ。
ああ踊らされる、誘惑される。
さて、本気でどうしようかしらね。

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キャンソン!
評価:
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さっき坂さんが言った印画紙『キャンソン』。
絵描き人間にもおなじみのブランドです。
カラーインクがきれいに馴染んで発色するから、憧れの紙でした。
最強コラボは

『キャンソン+ルマカラーインク』!

けどルマカラーは高いから買えなくて、わたしの場合はホルベインインク+キャンソンイラストボード、だったです。
懐かしいな。

坂さんの写真展に初めて行ったとき、ギャラリーの入口脇に印画紙としてキャンソンの紙見本帳が置いてあったのを見て、密かに興奮していたことを、今ここで白状致します。
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マヤ、お演(や)りなさい!
なんかちょっと血迷って申し込んだらチケットが取れてしまったので、行ってきましたとも。

【舞台・ガラスの仮面】

友人から『大人計画』と『新感線』のコラボ舞台のお誘いを受けて、それを断ってさえいたのに、こっちには来てしまう原作ファンの悲しい性(さが)ってやつですよ。
嘲笑ってやってください。


ということで。

これまでこの作品はアニメになったりドラマになったり、能にもなったり(観たなぁ。ぜんぜんわからんかったが)もちろん舞台にもなってましたが、今回はそれまでよく取り上げられていたエピソード(だいたい『奇跡の人』前後)ではなく、マヤが芸能界でスターになったのに乙部のりえのワナにはまって表舞台に立てなくなり、どん底に落ちてから這い上がって『紅天女』に挑戦できる、とこまでの物語です。
ようするに、わたしが『がらかめ』でいちばん、何度も何度もあほうのように貪り読んだところなのです。
だから観たかったの、舞台! どうしても!
なので、せりふのひとつひとつ、場面(シーン)のあれこれ、どこをとっても
「うほっ(はぁと)」
でありました。
ただね、ただ、幕があいてしばらくは、マンガのせりふって、実際に言葉するとけっこうこっ恥ずかしいのね、という感覚がなかなか拭えないので、原作読まずに行くと世界に馴染むのに苦労するかも、です。
特にキャラたちのモノローグ(独白)を声に出して演じると・・・・・・ちょっとお尻がむずむずする〜のでした。


逆に嬉しかったのは、原作の時代背景をちゃんと踏襲してくれているところ。
連載開始が1976年(昭和51年)なので、マヤたちの生活する日常は“昭和”で埋め尽くされています。
最近の連載でこそようやく携帯電話が登場しましたが、今回の物語が連載されていた当時はまだそんなものはありません。
電話は有線で黒電話。そして外からかけるときは公衆電話(しかもピンク!)。
これをちゃんとそのまま再現してくれています。
若い人には違和感ありまくり、でしょうが、我々には懐かしくもまた
「そうよ、これこれ!」
なジャストフィット感。
さらに感激するのは、原作でキャラたちが着ていた洋服をかなり忠実に再現してくれていること!
亜弓さんの現実らしからぬお嬢様服はもちろん、マヤの微妙なセンスの私服も、舞台での衣装も美内先生がデザインしたとおりで、嬉しいことことのうえありません。
原作のコマを参考に、型紙起こして裁断して縫製した衣装さんに、惜しみない拍手を送りたいです。


キャスティングも、よかったです。
月影先生はドラマ版の野際さんを超えるひとは居ないだろうなぁ、とおもっていたのですが、今回の一路さんも素晴らしかった!
元タカラジェンヌ、という経歴はダテじゃあありません。まさに“大女優の貫禄”。
そのオーラがびんびんに出ていて
「おおっ、月影先生だッ・・・・・!」
と圧倒されます。
そして亜弓さんのマイコさん。
私的イメージは仲間由紀恵系の美人顔だったので、舞台を観るまで
「う〜ん」
でしたが、いやいや、ちゃんと亜弓さんだった! 見誤っていてごめんなさい。
それから真澄さま役の小西さんと桜小路くん役の浜中くん。
わたしは初めて観る役者さんとアイドルでしたが、それぞれのキャラの空気をきちんと纏っていて
「なんか違うなぁ」
感が無かったです。
それと、びっくりするほど原作どおりの水城さんを演じた東風さん(個人的には真中瞳、のほうがしっくりくるんだが。@電波少年世代)。いやあ、最高でした。
水城さんて、実は重要なストーリーテラーでもあるので絶対に欠かせないキャラだから、ヘタなひとが演るとイヤだなぁ、と心配していたのですが、まったくの無問題(もーまんたい)。
というかもう、水城さんは彼女以外演じられないのでは?(ちょっと大袈裟かも)

そしてやっぱりマヤ役の貫地谷しほりさん!
ドラマの安達祐実のマヤは、彼女の個性が強すぎるなぁとおもって見ていたんですが、今作の貫地谷さんにはそういう部分が無くて、素直にマヤに見えました。
所作もちゃんとマヤになってて、ああ、リアルにマヤが居たらこうだよね、という。
亜弓さんのマイコや、真澄様の小西さんと並ぶとちゃっちゃいのもいかにもマヤ、という感じがすごくよかったです。
カーテンコールでダッシュしてハケていくとこがちょう可愛いのでありました。


さいごに。
舞台作品としてみると、説明せりふが多くてちょっと残念な部分もありますが、でも原作ファンとしてみたらじゅうぶんに満足できる作品でした。
そしてロビーにはお約束のものが。

やっぱり『がらかめ』ならこうでなくちゃね!!



【今作でワンシーンだけでも取り上げられた原作使用舞台劇】
・若草物語
・天の輝き
・シャングリラ
・カーミラの肖像
・夜叉姫物語
・女海賊ビアンカ
・ジュリエット
・ふたりの王女オーディション用『毒』と『感動を生む』
・ふたりの王女

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つかみはOK!
acoyo姐さまが、とても面白いことをなさっているのを見て
「いいなー、いいなー。よーし、わたしもやーろうっと!」
とおもいましたので、やりまーす!
むほほ、以前、目を充血させてまでたくさんの画像をブクマしたのが役に立ったワン。

【アニメ・オープニングクレジットベスト5】

まずは堂々の第1位!



テレビアニメ、ではないのだが、わたしはなんと言ってもこのオープニングが好きで好きで好きで好きで。
だってかっこいいじゃん!!!!
セリフはいっさい無いけど、ちゃんとストーリーが展開しているのがよく解って、本編への導入としても無理が無い。
そのうえ、ちゃんとメインキャラ紹介の役目も果たしてるところがもう、辛抱たまらーん! のでありんすよ(主人公のジョウがいっとう最後に出てくるあたりも憎いやねぇ)。

このオープニング、原作者の高千穂氏の要望でこういうカタチになったらしいんですが(ハリウッドのSF映画みたくしたかったんだそうな)、これには
「ぐっじょぶ!!」
としか言えません。
氏のこだわりがあってこそ、わたしたちはこれを観ることができたのだから。
今さらながらありがとうと申し上げたいです。
※ノベライズ読むと、このオープニングの映像の仕事部分もちゃんと物語として出てくるのだ。


続いては第2位!



マニアには周知の事実ですが、なんたって金田伊功さんが作監ですから!
かっこよくないわけがない。
この時代のアニメにしてはよく動いてるし、センスがよい。
それに加えてしょっぱなのナレーションとアニソンらしからぬメロディーラインの主題歌がこれまた……!(以降のシリーズの主題歌もなかなかイイんだよね)
オンエア当時は、本編は見なくてもこのオープニングは必ず見たもんです(をいをぃ)。


そして第3位は!



ふじっ、さふぁりぱぁーーーく!
でなくて。
姐さまー、これカブりましたー。
ただし、わたし的にはこだわりがあって、エルチがイノセントにさらわれて洗脳されてからのオープニング、がいいのです(それが↑)。
というのも、アニメージュだったか忘れましたが、富野氏のインタビュー記事に
「新しくなったオープニングには今後のストーリーを暗示するものを入れたのでよく見て」
みたいなことが書かれていたのを読み、よし、そんならば! と、以後のオープニングを食い入るように見入った記憶があるからです。
んで、たぶんそれって、エルチの泣いてる横顔だったようで。

物語りも好きだったなぁ。
まじめなんだかふざけてんだかわかんない部分が随所にあって、でもそこはそれ、富野氏ですから、案外重いテーマが込められていたりしてさ。
アーサー様のお美しさにキャーキャー言いながらも、かなり真剣に最終回まで見ました。


んでもって第4位!



コウダクミでもSALIAでもなく、前川さんの歌声でこの絵でのオープニング、つまりはオリジナルってことで!!
だってこれ、すんごい昔なのに、こんだけ動いてるんだよ、凄くない?
画(え)には特殊な処理なんか使ってないし、テロップは手書き文字だし。
なのにこんなにカッコイイなんて!!
だからこそ、かなりの年月を経てもわたしの記憶にくっきりと刻み込まれた作品なのでありまするよ。


そして第5位はッ!!



えーと、これはもう殊勲賞的な意味での第5位なんです。
なんたって、わたしをアニメオタクの道へ引き込んだ作品なんで。
だからいろいろ語らない。
ただもう、記念として。
いろんな意味で忘れられない作品なのです。


ということでダダダーーーッと駆け抜けさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
子どもの頃からなぜかロボットアニメが好きだったせいもあって、女の子向けアニメ(魔女っこモノとか)はベスト5には入らなかったのですか、『メグちゃん』は第6位ですからね。ちゃんと女の子向けアニメも見てましたよ(誰に言い訳しとるん)。
けどもやっぱり“カッコイイ”てのが第一条件に挙がるなぁ、わたしの場合。
だからどうしてもロボットものが多くなってしまうのかも。

あー面白かった。
姐さま、素敵な企画ありがとうござりまするー。


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史上最低のヒロイン。
タイトルのわりにはカテゴリが『名作探訪』ってのもなんなんだが、いろんな意味で“名作”ということで。
でもって、この作品をとりあげて、“史上最低のヒロイン”と銘打ったからには、当時のアニメファンの女性には即、ピンとくるであろう。

それは誰あろう、リン・ミンメイである。

かつて、これだけファンに嫌われたキャラクターが存在しただろうか。
いや、居ない←お約束。
ウィキによると
性格が良く可愛いという従来の「都合の良いヒロイン」へのアンチテーゼとして、多少性格の悪い部分もある、全員に好かれなくてもいいキャラクターとしてミンメイを設定した。アニメファンの理想像よりも等身大に近い現実的な少女像を優先した描写から、当時の視聴者はビジュアルと性格のギャップに戸惑い、人類の存亡をかけた宇宙大戦への無邪気すぎる態度から「わがまま」、「ぶりっ子」という反感を憶える者も少なくなかった(当時の『アニメージュ』誌上の読者投票企画で「嫌いなキャラクター1位」に選ばれもした)。

だそうだが、だからと言って、あそこまで徹底せんでもよかろう、というほどの性悪女(言い切っている)であったリン・ミンメイ。
わたしもご他聞に漏れずヘビのごとく嫌いであったが、どこがそんなに嫌いであったか、と問われれば、実は彼女の性格(設定)よりも、その本質に気づかない主人公・一条ヒカルのマヌケさ加減にイラだっていたのではないか、と、30年近く経た今、おもうのである。
ぶっちゃけ、ちょっとカワイイだけで、性格が悪いのに、なんで男子は気づかないであの子をチヤホヤしてんのさ! という現実のイライラ感をミンメイにぶつけていたような気がする。
しかも“ちょっとカワイイ”の“ちょっと”はホントに“ちょっと”で、あれだったらアタシの友だちのT子のほうがもっとカワイイのに! とかいうリアル感も手伝って、放送時にミンメイが
「キャハッ」
とやるたび
(コロス……!)
のような殺意に近い憎悪をテレビの前で募らせ、でんでん虫ヘアの未沙さんのほうがずっとイイ女じゃないか、ヒカルのぼんくら!
てな具合に。

まあ、若さゆえ、ということにしたい部分もあるが、この歳になった今でも、周囲の男性陣が、各テレビ局のお天気キャスターや新人女子アナを
「カワイイ」、「カワイイ」
言ってるのを耳にすると、当時の苛立ちの気もちを、なぜかおもいだしたりするので、このての感覚は永遠に埋まらない男女の溝なのであろう、と、悟ったようなことをおもったりもしている。


『マクロス』の作品そのそもの、としては、よくもまぁ、あんな駄作(こっちも言い切る)がここまでウケて、脈々とシリーズが続いてきたことよ、と感心する。
だって、あんなに動かないアニメ、この作品以外にあたしゃ見たこと無いよ。
絵は雑で、動きも雑で、話も雑。
なのになんでか、最終回まで見続けてしまったのはなぜだろう。
そしてこんなに記憶に残っているのもなぜだろう。

例えばそれまで発射されるミサイルの軌道は直線で描かれていたのが、この作品から曲線で描かれるようになったりとか、ミサイルのバリアがピンポイントだったりとか、なんというか通(つう)が喜びそうな試みが成されたことは
これらの若いスタッフは作品に「自分達が観たいものを作る」という実験的な方向性を持ち込み、結果的に視聴者層と世代感覚を共有することになった。

という成功した部分であろうし
一話を通してまったく主人公が出撃しない、戦闘シーンがまったくないといった回も珍しくないなど、戦争もののアニメとしては異色の存在だった。これは当時のリアルロボットものに目立つ「戦争の過酷さ」や「政治劇」などのシリアスな描写を避け、主人公の輝とミンメイ、未沙の三角関係という恋愛ドラマを軸に、戦時下で営まれる市民社会の活力を描くという意識的な演出だった。この路線において「文化」というキーワードが、物語を収束する意味を持つことになる。

というのも、斬新で、今までとは違った作品であったことは間違いない。
しかもこれ以降、世界観を理解できない視聴者は見ないでくれて結構、的な作品が増えてきたような気がしているので、いわばアニメ界の“ダウンタウン”であったのではないか(なんという喩え)ともおもう。
結果、ロボットアニメはお子さま向け、からディープなファン向けへと変貌し、放送時間も昼間や夕方から深夜帯へと移り、完全にマニアのものになってしまったとおもう。

それがよかったのか悪かったのか、は、わたしには判断できない。
ただ、こんなに視聴者(ファン)をイライラさせるようなキャラクターは、もう2度と生み出さないで欲しいぜ、という願いは、あるのであった。

※本文中の引用部はすべてウィキより
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「兄さんはオレのものだ!」
評価:
横山光輝,藤川桂介
デジタルサイト
¥ 25,116
(2006-05-26)

MARUさんがアニソンのことを書かれているのに触発されたので、こちらは作品やキャラについて、書いちゃおう。
んで、わたしの人生のターニングポイントとなった作品『ライディーン』については既に書いたので、今回はそれに次ぐ作品『六神合体ゴッドマーズ』である。

とは言え、こっちの作品も30年近く昔のものだから、実のとこはっきりと覚えているわけでは、ない。
てか、覚えてることと言ったら、どっちかってーとろくでもないことばかり、だとおもう。
たとえばタイトルに使ったセリフ、とか。

ウィキによるとこの作品は、異様に女性ファンが多かったそうだが、そりゃそうだろうよ、である。
なんせマーズ(タケル)とマーグが美しい。
とてもロボットアニメの主人公とは思えないほど線が細く、優美なのである、ふたりして。
そう、少女マンガに出てきそうなキャラなのだ。
しかもそのきれいなふたりは、なんと血を分けた兄弟であり、なのに敵同士として戦わねばならない運命に……!(壮大なBGMをどうぞ)
これに萌えないアニメファン女子が居ようか、てなもんで、早い話、今で言う腐女子を大量生産した作品であった。

いったいどれだけの女子が
「兄さんはオレのものだ!」
と叫ぶタケルのセリフに鼻血を吹き、悶絶したことであろうか。
ウィキにある
放送当時のマーグの人気は凄まじく、マーグが死亡すると分かったときは助命嘆願書やカミソリが送られ、実際に本編で死亡した際には『あしたのジョー』の力石徹に倣って、アニメ雑誌「アニメディア」の協力で、日本テレビの南館ホールで葬儀を行うイベントが開催されたほどである。

放映中にファンが映画化希望の署名運動を行い、10万人の署名を集めた。この結果、製作された劇場版はギシン星編を再編集したものでエンディングでは署名運動の中心になったファンがクレジットされている。この劇場版ではマーグの洗脳シーンは全裸でカプセルに入っているという演出に変更され、女性ファンに失神者が出たと言われている。

というのも、あながち冗談ではあるまい。

シリーズ3ともなると、そこにロゼという女性キャラも加わって、大人な恋愛模様まで描かれ、ますます少女マンガな要素は濃くなるのだが、当時の我々ファンは、そっちをこそ、望んでいたような気さえする。
ロゼが瀕死のタケルにむかって
「マーズ死なないで! 愛しているわ!」
と叫ぶシーンでは胸を熱くしたりするほどに(今考えれば、戦闘中のどさくさに、なに告ってんねん、なのであるが)。

とまあ、おもい出すのはそんなことばかりなのであるが、そういう意味でも『ゴッドマーズ』は素晴らしい作品であったとおもうのである。
できれば『地球編』をもう一度ちゃんと見たいなあ。
この歳で見たら、いったいどんなおもいを抱くのだろう。


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