えええええええーーーっ?!
シリーズものの途中で主人公が変わるって、まじか。

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久しぶりの大当たり。




「後宮小説」と銘打ってあるとつい、手に取ってしまうのだけど、なかなか「当たり」作品には出会わなくて悶々とすること多々だったのだけど、久々に
「当たったーー!」
と快哉を叫んでしまいました。

特に『後宮に』の3冊はとてもおもしろかった。
比べては申し訳ないけど『八咫烏』シリーズよりも読みやすいし、リズムもわたしに合うし、かといって「ラノベ」と括れない重厚さもあって、とてもよかった。
ただ新章である『幻宮は』は「後宮小説」からははずれてきてしまったっぽいのがちょっと残念?


※『後宮に』のほうで、遊圭(主人公・少女にも見まごう美少年)と玄月(敵か味方かカウボーイ、的な立ち位置のイケメン(でも去勢されてる))に、BL的展開を期待してしまったわたしの根底にはやはりお腐り申し上げる血が流れているんだわ、とおもいました。

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Money is all.(続)
いやまさか、3冊目が出るとは! 
である。

あ、違うな、正しくないな。
文頭に「こんなに早く」を付けなきゃ、だ。

そう、シリーズ2冊目が出たのが春。
なのにもう、3冊目が出るとは! なのだ。

とはいえ嬉しくて飛びつくようにして買った。
そしてとっとと読んだ。

またまた社内で起こる「ささやかなドロドロ」(なんじゃそら)に不本意ながら巻き込まれる森若さん。
そしてどんどん自身の生活ペースやルーティンを自身でなしくずしていく、いちばんしたくなかった「恋愛」沼に身を取られる森若さん。
と同時にやたらモテ始めたりして、どーして男って、他の男がキレイにした女を横取りしようとすっかね? てめーで別の女をキレイにしろや、などとおもっちゃったりさせられる。

はっ、わたしとしたことが!
森若さんに親近感を抱き始めている!!
これはいったいどーしたことだ。

いや、これが「作品のちから」というやつだ。


ところでこのシリーズは絶対に4が出る終わり方なので、本屋さんをこまめにチェックせねば!
出たらすぐ買いたいんだよーーっ!


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トリビア本。
評価:
価格: ¥ 1,728
ショップ: 楽天ブックス

評価:
価格: ¥ 1,404
ショップ: 楽天ブックス

この「読・読」のカテゴリでは、マンガやラノベやエンタメ系の本ばかり紹介してるから、そんなんしか読んでないとおもわれてるかもしらんのですが、そうでもなくて、上(↑)のようなジャンルの本もよく読みます。いやむしろ、中高年になったら、こちら側の本を読むことが増えてきた気もします。

そんななかでのこの2冊。
『東京図鑑』は文字通り東京の名だたる建造物や街、観光スポットや交通網、祭りや花火大会などの年中行事、とにかく「東京」にあるものをそこそこ(笑)詳しく紹介してくれてる一冊で、都内に住んでたって知らないことが多い巨大都市にこんなにおもしろいモノや場所があるんだと再発見できます。
たとえば23区内にある規模の大小にこだわらないミュージアムの紹介ページはたいへんありがたい資料です。
また、隅田川に架かる橋全20のかんたん解説も、雑学の仕入れ先として重宝できます。
他には老舗デパート・東大の赤門と安田講堂・迎賓館(赤坂離宮)の解説に東京音頭の振付など、とにかくさまざまな分野を網羅しているので、読んでて楽しいのであります。
この図鑑はシリーズもので『京都図鑑』『名古屋 東海図鑑』『沖縄図鑑』もありますよ。


でもって次の『くらべる東西』。
これは本邦永遠のライバル関係にある関東と関西の文化・風俗の違いを写真で比べ、そののち写真の詳細を解説し、なりたちや違いの理由を解き明かしている一冊です。
だからぶっちゃけ九州・四国・北海道のひとには
「どっちもウチのとこと違う!」
な内容のてんこもりかも、ですが、それでもおもしろいんですよ、これが。
たとえば表紙にもなってる銭湯の湯船の位置。
わたしは関東の、壁際に湯船があるスタイルのお風呂屋さんしか知らなかったので、浴場中央にでーんと湯船のあるこの写真はある種衝撃でした。
え、シャンプーの泡とか、飛んで入ってまうやん! 関西のひとはそれでいいの?! みたいにな。
また、金封(いわゆる祝儀袋)にも東西の違いがあるとか、座布団の綴じ糸の違いとか、消防紋章の違いとか、とにかくそんなとこにまで違いがあったのか! てな感じのカルチャーショック満載であります。

どちらもこれからの秋の夜長にはぴったりなトリビア系の本ですので、ぜひお手に取ってお読みくださいませ。
(どちらの出版社からも何もいただいておりませんし、アフィリなんとかもやっておりません)

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我慢の限界。


え、わたし水曜(8月30日)に買ったんだけど? 最近は本もフラゲできるのかしら??
いやそれでも読み始めたら寝られなくなるのは必至なのでずっと我慢してたんですよ、今日まで。
でも明日は休みだからもう読んでいいんだー、やったあ! 読むぞー!!

他の本は文庫化まで待とうとおもえば待てるのに、宮部さんのはダメなんだよね(特に時代物は)。

宮部さん、30周年おめでとうございます。
そしていつも心揺さぶる作品を送り出してくれてありがとうございます。
これからも「読ませる」文で、時のたつのを忘れさせてください。


大すきな『模倣犯』を読み過ぎて、単行本の綴じがばらけてしまいました。
こないだ仰臥でページめくったらいきなり束になって落ちてきて、べっくらしました。
文庫を買うしかないでしょうかねぇ・・・・・・。


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先生!

昨夜のラジオで
「実はですね、小説を書いたんですよ」
てご本人が言ったとき、素直に
「おお!」
と喜びました。
今回の執筆のきっかけになったという(談:大沼編集長)「偏愛読書館」を読んだとき、きっと書くんだろうと漠然と感じたので、実現してほんとうに嬉しかったのでした。

ただ意外だったのが、その物語の世界です。
「70年代のロックを中心にした青春群像」劇。

うーん、そうきたか、という感じ。
わたしは昨夜、ひとりにまにましながら、センセイが書くんなら歴史大河ロマン、いやいや歌詞のまんまのファンタジー、とおもわせといてまさかまさかの悲恋もの? とかいろいろ勝手に想像して幸せなきもちで眠ったのですが、いざ明かされてみたら。

いや、よく考えたらいちばん “らしい” んですけども、それでもあまりにもセンセイご本人にリンクしてしまう世界(センセイは「あくまでもこれは創作であり、実話でも等身大の自分でもありません」と仰ってますけども、いやいやいや)を、どうやって読ませるのだろうと、その冒険心と挑戦心になぜかわたしがドキドキしてしまっておりますです。

いやあ、発売が楽しみですね!
センセイが作家先生になる日が。


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文庫化まで待てるかな。
井伊直虎の生涯を書いた『剣と紅』がおもしろかったので、これも読みたいのだけど、単行本なのがつらい。
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視点。
父・藤原不比等の願いが込められたその名を胸に、一人の少女が歩みだす。朝廷の権力争い、相次ぐ災害や疫病...。混迷を乗り越え、夫・聖武天皇を支えて国と民を照らす大仏の建立を目指す。光明皇后、その生涯が鮮やかに蘇る渾身の歴史長編
Googleブックスより

『ガラスの仮面』で、亜弓さんが、マヤを陥れた乙部のりえを成敗するために出た舞台『カーミラの肖像』の稽古時、取材記者に対して
「極悪人設定のシャイロック(@『ベニスの商人』)を悲劇の人に変えてしまった演者がいた。わたしもわたしなりのカーミラを演じる」
と言い、その言葉どおり、恐怖の対象であるはずの吸血鬼を同情の対象にしてしまう演技をして、乙部のりえを完膚なきまでに叩き潰したわけだけど、つまりは視点を変えればこれまでの通説だの定番もどっかへ行ってしまう、ということで、本作はわたしにとってまさにそういう一冊だった。

というのも、わたしがこれまで読んできたものでは光明子がここまで素晴らしい人格者に書かれたりしてないし、ましてや長屋王が天皇(すめらみこと)の座を狙っている野心家で、かつあれこれ謀ってやらかしちゃったりなんてしないから、ここまで逆の設定なものをつきつけられると、戸惑うというか目がシロクロしてしまうのだった。
なので最後まで物語の世界に馴染めず、すっきりしない読後感が漂ってしまったのである。
これじゃあ、司馬さんの書いたものが史実どおりで正しくて、歴史書認定してるから、それ以外の設定を頑として認めず、それとは違う設定で書かれた大河の脚本が気に入らなくて文句言ってる歴史オタクのおっさんと大差ないや、やだなぁ。

もっといろんな作家さんの本を読んで、どんな設定のものでも
「あら、こういう視点できたのね、よくってよ、ほほほ」
と鷹揚に読み進められるようにならんと。
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Money is all.
第一作目は時々ある【カバー買い(CDのジャケ買いと同義語)】だったんだけど、かなり面白くて、続編があったらいいのになぁ、とおもってたら出た!
やったあ!!
てんで、すぐ買いに行った。

わたしは基本的に本には「癒し」を求めているので、妙にリアルで、人間のどろどろした闇の部分を掘り下げて書かれたものだとげんなりする。
それがまだ「ミステリー」とか「刑事もの」だったらがまんして読み進められるが、恋愛ものやお仕事ものでそのへんをぐりぐり抉るように書かれているともうダメで、読むのをやめてしまう(なので男性作家の企業小説は読まない)。
本作は、そこそこ人間関係のめんどくさい部分を扱っているが、とことんまでリアルでないので安心して読める。
とはいえ第二作目は前作に比べて「どろどろ」度合いが少し増してて、ちょっと
「うう・・・・・・」
になるところもあったけど、最終的にはホッとできる着地点におさまったのでよかった。

しかしほんとに「会社」ってのはとことん『人間関係』でできているんだなぁ、としみじみ感じる。
いや、人間が「生きている」ことの基本が『人間関係』なのだろう。

本作の主人公である森若さんは、そんな煩わしく面倒くさい『人間関係』を最低限ですまそうとしているひとだ。
しかもそのためにガチガチなルーティンにこだわっている。
わたしも必要以上の『関係』を持たないでいいように生きたい、と願ってはいるが、おもうようにいかないのも人生で、でもその反面、楽しいこともあったりするから「ひとりでいいのよ」と「でもひとと交わるのもなかなかおもしろい」の相反するゾーンを右へ左へ、フラフラしながら生きている。
ので、森若さんのように徹底したひとがちょっと羨ましいところもある。
でも彼女はそういう生活をしているわりには、会社で「怖い人」と評されることに対して苛立ちを覚えたりする“矛盾”も抱えていて、親近感が湧く。
だけど実生活で森若さんが同僚(後輩)に居たら、あんますきじゃないとおもう(笑)。
腹にイチモツありすぎて隙がないというか、何考えてるかわからないから。
まあきっと森若さんもわたしのことは
「営業部事務職の北村さんは、あけっぴろげと言えば聞こえはいいが、いい歳して腹芸のひとつもできない、見ていてイラつくほど不器用な人だ。わかりやすいのはありがたいが、時々は本気でバカなんじゃないか」
とおもいそう。

ま、よーするに「物語」のひとだから、安心して読める、てことで。


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SHU-NO.
評価:
群 ようこ
KADOKAWA/角川書店
¥ 475
(2014-01-25)

特に意味はなくローマ字表記してみた「収納」。
わたしもいろいろ悩んでいる。
てか、それこそ「ミニマリスト」とか、超豪邸に住んでるひとじゃない限り、この「収納」にはみな大なり小なり悩んでいるんじゃなかろか。

ただこの「収納」シリーズを読んで、群さんが典型的な“片づけられない”性質の持ち主だったことにべっくらこいた。
これまでのエッセイを読んでモノをたくさん持っている様子はわかっていたけれど、まさかその根本に“片づけられない”があったとわ! である。
群さんがご自身を「面倒くさがり」で「だらしがない」と表しているし、モノが溜まってしまった経緯を読むと確かにそのとおりなのであるが、そのあまりのズボラさに、心底驚いてしまった。
こんなに小気味いい文章を書ける人が、使ったものを元の場所に戻す、という至極簡単なことを「やらない(できない)」という衝撃。
「意外!!」
というやつなんだとおもう。
それに、わたしだってもたいがい面倒くさがりだ。なんとか手抜き・楽ができないものかを常に考えている。
でも、目の前にある「面倒事」を避けて後回しにしたために2倍・3倍の「超面倒事」になって戻ってくることを想像したら、そっちのほうがもうめんどくさくて、だったら今やっとこう、になってるタイプの面倒くさがりなので、みずからすすんで「いちばん面倒くさい」事態を招いている群さんには驚くほかないのだった。


ところで、群さんを悩ませる「収納」の要因は幾つもあって、着物や食器、使わない家電もそうだが、やはりいちばんは「本」だそうである。
持っている本は基本(シャレじゃない)「捨てたくない」ものだから、買えば買うだけ増えていく本。
なのに部屋の広さと空間には限りがあって・・・・・・というジレンマ&負のスパイラル。
この部分には非常に非常にひじょーに共感した。
なにせわたしの部屋も「本」の収納にほとほと困っているから。
これでもだいぶ購入を控えるようになったが、それでもつい、買ってしまう本。
そしてしまう場所に困って悩む、の繰り返し。
こと「本」に関してだけは、目の前の面倒事を避けたために訪れる倍倍の面倒事を想像できる力が発揮されなくなるのだ。
困ったものである。
しかし、この本の山の始末もそろそろ考えておかなければならないお年頃であるのも事実だ。
群さんを見習って「捨てる!」決心をしなければならない日は、そう遠くないいつか、やってくるのだ。


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Text:©2004 瀬戸際日記Neo.
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