冷やして待ってるだけなのに。
字面を見ただけで、どういうふうに使われるのか、またどういう意図で以って作られたのか、がわかってしまうコトバがありますですね、社会には。

「金麦妻」

は、まさにそれであります。
(たぶん、ここで初めて見た方も、なんとなく雰囲気は解るかとおもいます)
わたしも最近まで知らなくて、ちょっとした文章のうえで目にしてすぐ、このコトバの持つ・醸しだす雰囲気は察知できました。
そして調べました。

したらまぁ、出るわ出るわ。
坂さんが初めてひとり暮らしした人形町のアパートのゴッキーの如く、わんさかと出てくるではありませんか、この「金麦妻」に関しての記事が!
だからべっくらこきました。
よのなかで、こんなに話題になっていたのに今まで知らなかったなんて! と。
(皆さんも、検索ワードにしてググってみてあそばせ? べっくらこきますよ)

で、更にべっくらこいたのが、未婚・既婚問わずに女性陣からの反発の多さであります。
それは、わたしが先日
「見たかねぇとおもうよ、女性は」
と書いた、某銀行系カードローンCMの女性キャラに対する反感への、わたしの推測を軽々と凌駕するほどのものでした。
そうか、よの女性陣は、こういうほうが嫌いなんだな、と、改めて自身のズレっぷりが身に沁みたのでありますが、よくよく考えてみたら、CMやドラマ等を見て、ひとが反感を抱くときというのは、実害を被りそう、または既に被った経験を思い出させられたときなのであろう、とおもい至りました。

かくいうわたしも、ここ最近でいちばん腹が立ったCMは
「王様を外に出さないでください」で書いた、高額マンションのイメージCMだったわけで、それは、王様のように育てられたクソガキに実際に被害を被ったあとであり、また、独裁者的男性たちに辟易させられる日常を送っているから、なのでありました。
なので、この「金麦妻」のCMに反感を抱くのは、既婚者ならば、ダンナがCMのあとに、でれーっと鼻の下を伸ばして
「今度、金麦買ってきてよー」
とか言い出したり、または黙って買ってきたりしたら
「なによ、なによッ。あんた、こーいう妻がいいわけ?? あたしにただ金麦冷やして待ってろ、っていうの?! ふざけんじゃないわよ、だったらそんくらい稼いできなさいよ」
などと言いたくなったりしたり、未婚者であれば
「ケッ。結局男ってのは、こーいう女がいいんだよね。バカじゃないの、居るわけないじゃん、こんな女。こんなのが理想の妻像、なんていう男とは、結婚したくなーい」
とかなんとかになるのでありましょう。

いやー、解り易い。

けどもこのCM、どうやらメーカーがターゲットにしている購買層であるところの男性陣には、かなり好評のようで、だからシリーズが延々と続いてるのですね。
どんだけ女性に反発くらっても、ターゲットに好評ならばおっけー! と、CMを流し続けるメーカーの姿勢はとても天晴れです。
でも、家計の権力を握っているのが奥様、という家庭が多いのに売れているのは謎ですあります。
なんのかんの言いつつ、奥さんはやっぱり旦那様に優しいのかな。
内心ではムカっ腹たてながら、旦那が喜ぶからスーパーで6本セットの「金麦」を買ってしまう。ビールよりは安いし(ここポイント)!
れーぞーこに入れて冷やしておけば
「金麦冷やして待ってたから!」
ということで家庭円満?


ちなみにわたしはこのCMには、なんの感情も抱きませんでした。
金麦妻がこのよに居ようが居まいが、実害の被りようがないもので。

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