ななつの魂。


本作品は、劇団☆新感線を新感線たらしめた代表作―いうなれば看板作品で、へんな喩えだけど、ウチのおじさんたちの曲で言ったら『めりあん』みたいなもんだとおもう。
で、わたしはコンスタントに舞台を観るようになってまだ数年なので、この『髑髏城』は今回がお初であった。
またまたウチのおじさんたちで喩えるなら、ライブ参加本数のそう多くない人が、ようやく『めりあん』聴けた! という感じ。
したらその『めりあん』が、オリジナルアレンジじゃなくて、なんかちょっと変えてきてるから
「あれ〜?」
になっちゃうのは、今回の舞台の場合は初見の人間じゃなくて、何度も『髑髏城』観てる、歴の長いファンの方々のほうだったみたいだった。
むろんわたしは初見側なので、なんの戸惑いもなく、楽しんだのであった。


いやぁ、しかし、相変わらず“絵になる”舞台演出であることよ。
主だった登場人物が見得を切ってポーズ決めると、なぜか風が吹き、着物の裾や長い髪が揺れる。
ムヒョー、である。
または、フツーは衣装変えてる場合じゃないよね? なシチュエーションでも、主役クラスはちゃあんと着替えて出てくる。
でないと、クライマックスが“絵に”ならないから。
だから観てるこっちも
「なぜ着替える」
的なことはすぐ忘れられる。
カッコイイから。

改めて言うことでもないかもだが、ここの劇団ほど、舞台なのに舞台じゃないように見せようとする手法を用いているところって、他にはそうは無いだろうなぁ(わたしが他の劇団を知らないだけだが)。


で。
個人的な感想としては、主役級の俳優さんたちがチト若すぎたかな? という感が。
小栗君も森山君も早乙女君も間違いなくカッコイイのだが、この物語の内容とキャラの人物設定を鑑みると、やはり彼らはまだ若い。
人生経験を積み、そこから出てくる“渋み”がちょい足りない。
だから、7年後(この作品は7年ごとに公演されるから)に同じキャストで再演したらすげーイイことになるとおもうぞ。
あとは……そうさなぁ。
ラストシーンかな。
あのハッピーエンドもいいけど、わたしは7人が舞台奥に揃って並んでシルエットになって消えていくところで終わってもよかったような気がしてる。
だって、そこにいくまでスローモーションの動きで、まるで映画のエンドロールを彷彿とさせる場面を作り上げてるんだもん。
実際は、あそこで終わっちゃうと説明不足なことがあるからできないんだろうけどさ。
そんなところだろうか。

よい舞台でした。
(主役級のなかでは、実は早乙女太一くんに視線、奪われっぱなしであった。とにかく飛びぬけて舞台栄えする子である。ただ立ってるだけでも。)


SHIN-KANSEN comments(0) trackbacks(0)
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://hikigiwa.setogiwa-anex.coolblog.jp/trackback/5682
<< NEW | TOP | OLD>>