本を読む女。
参考記事:『「文庫女子」フェアが色々ひどすぎた』@田舎で底辺暮らし

わたしはツイッターをやってないので、やや出遅れた感があるが、本好きを吹聴してる身としてやはりこれは看過できない案件である。

『文庫女子』案件。

文庫女子」フェアは、文庫の売上低迷を打破するために、「文庫をもっと読んでもらう」ことを目指して店頭の仕掛を強化します。様々な販売データの分析から、「書店には20代〜30代の女性客が多く来店しているにも拘わらず、文庫購買比率が著しく落ちる」ことが判明。そこで文庫の増売には、まず20代〜30代の女性をターゲットにした施策が効果的だとの考えから今回のフェアを企画しました。
「文庫女子」フェアでは、この年代の女性が「食べ物」や「健康」などの流行を毎年生み出していることに着目し、「文庫を持つことがオシャレである」というトレンドを作り出すことを目標としています。

《フェア運営『TOHAN』サイトより》



出版側が本を侮辱してどうする。

本は読むものである。
その“読むもの”を“持つこと”へ格下げし、あまつさえ“オシャレ(しかもカタカナ)”のカテゴリーに押し込めようなどという愚考。
わたしのようにターゲットの年代からは大きくはずれているおばちゃんだっても
「ズレとるなぁ」
と、もはや怒りを通り越し呆れているくらいなのだから、ロックオンされた本好きの若い娘さんたちの怒りは容易に想像できるというものだ。

そしてはっきりと申し上げよう。
企画担当の皆さん。
冷や水ぶっかけて申し訳ないが、あなた方が
「買って欲しい」
と狙いを定めた20代〜30代の「食べ物」や「健康」などの流行を毎年生み出しているお嬢様たちは、この程度じゃ、本は買いませんよ。
だって彼女たちのアンテナは本に向いてないんだもの。
それこそ「食べ物」、「健康」、「オシャレ」に向いているのだもの。
そこに【本】の入り込む余地はほとんどないのです。
本を読む時間は惜しいのです。やることは他にいっぱいあるのだから。
だから諦めなさい、彼女たちに買ってもらうのは。

というか。
【書店には20代〜30代の女性客が多く来店しているにも拘わらず、文庫購買比率が著しく落ちる】
のは、彼女たちが“買わない”所為だけなの?
“買いたい”本がない、てことは考えないの?
(まさか“買って欲しい”本と“実際に売れている”本に相違がある、じゃないよね?)
そういう観点からも、このフェアはズレてるとおもうのだ。
ほんとにちゃんと調べてからやってるの? 的な。
調べてないから、紀伊国屋渋谷店のように「やらかし」ちゃったりするんでないの? 的な。
あと。
ここは声を大きくして言いたいが、なんで20代〜30代の若い娘さんたちにそこまで拘るのだ! ということ。
だって、それよりちょっと上の世代なら結構文庫本、読んでるから。
もちろんわたしも。
この年代層の購買量では足らんのか? ダメなのか? 若くないとアカンのかーーー!!

―失礼。

とにかくこの『文庫女子』。
ネーミングからして
「やれやれ」
感が満載だが、そのターゲットもズレていること甚だしく、出版業界は早々に見直しを図ったほうがよろしいとおもうぞ。
本を読む女はちゃんと居るのだ、よく見ろ。


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