瀬戸際的東海道中膝栗毛其の弐。−品川宿→川崎宿−
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第2回目、行ってきました。
初回の天候とはうって変わった快晴の“お出かけ日和”の青空のした、江戸時代におもいを馳せながら一路、川崎宿までの道のりを歩ききりましてござーる(まだこのシリーズのキャラが定まってない)。
所要時間(休憩や所縁のスポットでの講釈拝聴時間も含む)は約7時間。
歩行距離は約12km。
私的にはそんなに辛い時間と距離ではありません。
以前、奈良で『山の辺の道』を歩いた時がもっと長くてさすがに疲労困憊だったので、それに比べたら今回の行程はハイキングレベルであります、おほほほほ。
(今朝もどこも痛くないもーん)

という調子にのりまくって完歩した今回の東海道中。
前回よりは撮影スポットが多かったので、ご覧頂きたく、写真アップするのであります。

スタート地点の品川宿本陣あとの説明。

品川から大森海岸にかけての一帯は
「東海道は此処を通ってましたよ!」
を最大の売りにしているので、そこかしこにそのアピールがあります。
電柱にももちろん。

道路に余裕があればすかさず。


また、街道筋には神社仏閣も多かったようで、その施設は現代にもそのまま残っています。
そのなかには、かなり特殊なエビソードを持った逸品もあり、この梵鐘もそのひとつ。

【品川寺】(ほんせんじ、と読みます。浅草寺と書いて せんそうじ と読むのと一緒な意地悪具合)の『洋行帰りの鐘』です。
慶応年間にパリで開かれた万博に出品された鐘で、万博後に一時行方不明になっていたのに、なぜかスイスのジュネーブで発見され、無事に帰国できたというもの。
普段は鐘楼に近づくことはできないのですが、今回はとくべつ許可でここまで近くで撮影させて貰えました。
こんなようなオイシイ扱いがあったり、面白い話を聴けるのもこのプランの有り難いところです。

それから江戸時代の遺跡としてこの近辺でもっとも名高いのはここでしょうかね。

うちのオカンも、なぜかここを楽しみ(?)にしていた様子。なぜだ。
この史跡には当時の処刑台の礎石があったりします。
磔台の礎石。

火炙り台の礎石。

石の真ん中のくぼみがなんとも。
ツアコンの方に教わりましたのですが、この鈴ヶ森刑場は、東海道というメインの大通り沿いにあったわけで、江戸を出る人、江戸に来る人、そのどちらもここで執行された罪人の処刑やら晒された生首を見ないでは通れないという立地条件。
いくら見せしめとはいえ、それは
「正直、しんどい」。
なのでわざわざ中山道や甲州街道に迂回して江戸出入りする旅人も少なくなかったとか。

なお、このさきの六郷の渡しで多摩川(当時は六郷川)を越えてしまったらもう江戸ではなくなるのですが、その名残を惜しむのか、それとも先行きの道程(みちのり)を噛みしめるのか、梅屋敷跡にはこんな石碑が。

先は長いなー。

そして現代は渡し船ではなく、徒歩で渡る多摩川。


そしてついに川崎に!

ちゃっかり写り込むオカン。


そんなこんなで、無事に川崎宿に着きまして、第2回のウォークは終了。
今回もなかなか有意義な一日となりました。
なにより天気が良かったのが大きいです。やっぱ雨はテンション下がるもんなあ。
そう考えると当時のひとは必要に迫られていたとはいえ、悪天候でも歩き続けたのだから、やはり偉いですよ。
ひ弱な現代人であるわたしなんぞは、帰りの京急線からの車窓にこの日歩いてきた道がずーーと見えていて、そこを逆走してあっという間に帰り着くことに己で己を全否定している気になってしまって少しトホホなきもちになってしまったくらいですから。

さて次回は神奈川宿までの行程。
次もよい天気でありますように。
のんのん。


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Comment








>ハッカ飴さん

そうなのですよ、旅はまだ始まったばかり。
確か2年がかりで完結するウォークなのであります。
全部参加、はたぶん無理だろうけど、やれるだけやってみます。

東北方面だと『奥の細道ウォーク』があるのでは?←てきとう。
from. 夏葉 | 2015/05/01 21:30 |
この旅はシリーズだったのですね!
まだまだ続くのですねっ!

来月四角岳(青森県田子)に登ります!
潮風トレイルのウォーキング企画も練ってます。

自然に触れながら体を動かすのはいいことだと知ってはいてもなかなか。
あたしは仕事以外でほとんどしないので、頭が下がります。

ただ歩くだけでなく名跡・史跡の解説があることがこの企画の魅力なのでしょうね。参考にさせていただきます。
from. ハッカ飴 | 2015/04/26 21:06 |
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