まあ、こんなに立派になって。


ジャニーズ所属のアイドルを、子役と言うべきころから見ていて、その子が無事に大人になった姿を確認すると、なんか親戚のオバさんの心境になってしまうほどには歳をとったわけですが、本作の座長・生田斗真に於いてもそれは当てはまります。
わたしが知ってる斗真と言ったら中居MCの『ボクらはみんな生きている』、これに出ていたお子。
かーわいかったんだぁ〜。

はっきり言うと、いまのような顔つきになるような感じじゃなくて、もっと線の細い白皙の美青年になりそなカワイサだったけど、とにかくわたしのなかの生田斗真の基本はあそこにあります。
ので、今回新感線の舞台(それもRX)で座長を務める、と聞いたとき
「まじか、だいじょーぶか」
妙に不安になり、おもわずアラシックの妹に
「斗真って歌えるの?」
というメールをなぜか送り
「失礼な! 歌えるわ!!」
激怒されてしまったりしました(なぜ怒ったのかいまだに謎です)。

でもってあのちょこなんと回答席に座っていたお子ちゃまが、いまではめっさ客の呼べる俳優になっていて、おかげでまあ、チケットの取りづらさといったら近年に類を見ない激戦だったけれど、なんとか観に行くことができました。

結論。

ネタ祭りじゃないはずなのに、ネタ祭りだった!

公式サイトには
“SHINKANSEN☆RX”と銘打たれているということは、つまり新感線の本公演のジャンルのうち“いのうえ歌舞伎”でも“ネタもの”でもなく今回は“音モノ”

とありますが、いやいやいや!
ありゃ絶対“ネタもの”ですって!!
しかもクドカンがきゃっきゃ言いながら喜んで、楽しんで書いたに決まってる!!
でなきゃあんなに面白いわけがないじゃーーん!!!


そうなんです、アホのように面白かったんです。
重くなりそうなテーマなのに、ぜんぜん・ちっとも!
むろん、要所要所にはきちんとテーマに沿ったセリフを挟んでますよ? けど、全体としてはとにかく「軽い」。
というか、きっとそういうふうに書いている。

わたしがおもいだしたのは、同じクドカン作品『あまちゃん』で東日本大震災が起こった週の流れ。
ずしん、とくるべきものを真ん中に据えているのに、周囲を明るさと笑いで包み、かる〜いものにしてしまったあの一週間でした。
クドカンはもしかしたら、ひとが救われるのは“笑うこと”にある、てなような観念に達したのかしら、などと勝手におもってしまえるくらい、過剰ともいえるほど、この作品でも“笑い”を追及してたように感じました。
また、舞台に居る演者たちに、休む間もないほど矢継ぎ早に、時には相手に喰い気味になるほどセリフを吐かせる手法も『あまちゃん』でのリアスのシーンを彷彿とさせられ、懐かしさもありました。

ただ、一緒に観ていた友人(新感線観劇歴長し)の言うことにゃ
「こりゃゲキ☆シネにも、セルDVDにもならないかもしれないな〜」
とのこと。
理由はそうです、あまりにも“ネタもの”っぽいから。
なんたって固有名詞や個人・グループ名、テレビ番組名がほぼまんまセリフで出てくるわけなので、映像化に関してはいろいろメンドクサイ大人の事情ってやつが発生するため、これまでも“ネタもの”だけはDVDになってないのが現状。
それを考えたら、なるほど納得、な推測でありましたのですが、そうなると、もそっと近くで観たかった! という後悔ににたきもちになってしまった今作なのでした。
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