テレ東さん、ありがとう。


土曜に、録画したものを一気に見た。


 結論。
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「ぶらぼー!」

いやあ、素晴らしかった! 大満足です、ありがとうテレ東スタッフさん!
そぎ落とされたエピソードや出てこなかったキャラも気にならないほど、原作の雰囲気やテーマそのままの作品でした!
原作ファンとしても、大変に嬉しいです!!

特になにに驚いたかっていうと、見ている側へピースが犯人だと知らせてしまう−読んでいるときと同じ状況を作ってしまう−という原作への忠実ぶりですよ。
まさに「こうきたか!」というところ。
見ているこちらは、必要以上に叩かれる滋子に同情しつつ、でもハタと気づくのは、これが現実世界だったら、わたしはピースの胡散臭さに気付けるだろうか? それとも彼の掌の上で転がされて、騙されてしまうだろうか? ということを考えさせられている部分。
自身に都合のいい報道だけチョイスして、それだけ信じて、ネットに書いてあったから、新聞に載っていたから、テレビで言っていたから・・・・・・だから正しいんだと大義名分振りかざして、きな臭い部分には目もくれない。
そんなようになってしまわないか? という問いかけをドラマの中からされている部分。
なんかもう宮部さんが原作に込めたメッセージがむちゃくちゃ濃ぃいエスプレッソになった感じ!
さすが、当選議員に嫌がられる選挙特番放送しちゃう局だぜ! というところ。

また、キャスティングも秀逸でした。
滋子を演じた中谷さんや有馬さんの橋爪さんは言わずもがな、だったけども、意外な伏兵だったのがカズ役の満島真之介。
原作とは容姿も抱えている障害も違うけど、でもそんなことはどうでもよくなるくらい、よかった。
このカズだったから、死ぬ直前にヒロミが“我に返った”のも自然に見えたとおもう。
原作がある作品の映像化に於いては、こういう改変なら、大歓迎です。



んだども、やっぱこれは脚本に入れてほしかったなー、というエピソードも1、2あって。
たとえば、残忍性からぜったい無理なんだろうけど、日高千秋がヒロミに声かけられて殺されるまでの流れ。
わたしはここは映像で見てみたかったエピソードのひとつ(なのでドラマで彼女をはじめ、拉致された女性たちが扼殺された設定だったのはとても残念)。
それと、ピースの“化けの皮”が外側から少しずつ剥がれていくエピソード。
群馬県の子どもが携帯電話を拾うものや、ピースとヒロミに襲われかけて運よく逃れた角田真弓が、飛行機の中でピースの肉声を聞いて、当時のことを思い出すもの。
このへん、原作を読んでいると、ピースの外堀が彼のあずかり知らぬところで少しずつ埋まっていくのがわかって、ものすごく面白くてわたしはとてもすきな部分なのだけど、ドラマにも取り入れると冗長になっちゃうんだろうな。
でも見てみたかったなあ。


とまあ、言い出したらあれもこれもと出てくる部分もあるけど、でも、そういうのひっくるめて、とにかく今回の『模倣犯』は大満足でした。
録画レート、高めにしといてよかったわ。保存、保存っと。


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