長浜紀行。
日本でいちばんデカイ湖には、一度は行ってみたいとおもっていました。
その場合、いちばん手っ取り早いのは、ウチのおじぃたちのツアーに組み込まれたびわこホールのコンサートに遠征することです。
そうすればライブと観光、という一挙両得! なのですが、これまで実行したことはありませんでした。
しかしこのたび、友人が
「今やってる坂さんの【写真機と和ガラス】展示会で、手焼き写真の作品が出てるから見たい」
と言いだし
「長浜へゆこう」
「長浜か、よいな」
「よいなら、ゆこう」
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった―みたいな陰陽師な展開で行ってきました。

(今回も長いので、お時間のある方のみ、この続きをお読みください)



当日は生憎の雨天&曇天でしたが、初めて訪れた長浜はさすがさすがの城下町、秀吉のご意向たっぷりの風情残るいい街でした。
雰囲気としては川越に似ているな、と感じました。
どう、この碁盤の目の道づくり。
『直線(の道)を見たら秀吉と思え』
とは「ブラタモリ」での教訓。
まさに秀吉がつくった城下町ですね。

↑この駅舎のデザインは、現存する日本最古の旧駅舎(長浜鉄道スクエアとして展示されている)と同じだそうな。


ほんとうに川越によく似てます。
姉妹都市提携でも結べばいいのに。



さて、本日の我々の目的は、一も二もなく坂さんの【写真機と和ガラス】の展示会。
なのでとにかく真っ先に「長浜アートセンター」に向かいます。

外壁に取り付けられたスピーカーから『めりあん』が流れております。
嬉しいような、気恥ずかしいような。

そしてチケットカウンターにはなぜかこんな飾り物。
ダルマさんは春ツアーの名残りですが、アタマのてっぺんのカエルはなぜに???



展示会は皆さまご存じのとおり撮影禁止です。
ので、言葉のみでお伝え致します。
和ガラスの展示物は何度か見たものだったので、ものすごく珍しい! という感覚はなかったのですが、リキュールグラスのなかに真っ青なものがあって、あれはとてもきれいでした。
ベネチアングラスのブルーよりもなお青くて、この色を出せた昔のガラス職人さんに拍手をおくりたいとおもいました。

写真機(カメラ)も同じく何度か拝見したものが多かったですが、昔実家にあったハーフサイズカメラと同じタイプの機種が展示してあり、そういえばそのカメラは、坂担の友人(故人)を介して、坂さんにプレゼントしたことをおもい出しました。
でも今回の展示には入っていなかったな。坂さん、あのカメラをどうしたのかしら。
ちょっと気になるところです。

そしてお目当ての『手焼き写真』の展示エリア。
現在の写真はほとんどがデジタルで撮影され、“印刷”という名の出力処理で成り立っていますが、手焼きはフィルムで撮影されて、独特な薬液で以て印画紙に焼き付ける“現像”処理です。
ゆえに独自の風合いがあります。
いちばん顕著なのは
「なんとなくぼんやりしている」
ことでしょう。
どんなにピントがあっていても、デジタル撮影のシャープさ、クリアさとは比べ物にならないです。
でも、その“ぼんやり感”こそが手焼きの妙。
コントラストの強弱や画面の明暗の違いも現像したにんげんによって違いが出るので、ほんとにその写真は“一点もの”になりうるのでした。
今回展示されていた坂さん手焼きの写真たちは、どれもみな優しいタッチで仕上がっていて、いかにも坂さんだなぁ、という感じで、ほのぼのいたしました。
やっぱり猫写真がいちばんよかったかな?

それから見応えがあったのが『第2回 坂崎幸之助杯“光り”フォトコンテスト』の出品作品。
みなさん、ほんとうにお上手でいらっしゃる。
特にわたしは、紙行燈(?)のなかにヤモリの影が浮かび上がっている作品に心惹かれました。
というのも、わたしも“電球色”の明かりを撮るのがすごくすきなので(奈良・二月堂の灯篭とか↓こんなふうな)。

素敵なシャッターチャンスに巡り合えて羨ましい! とおもいました。
わたしもああいう素敵な写真が撮れたらいいなぁ。
精進しよう、精進。


さてさて。
坂さんの展示会を堪能したあとは、長浜の街中散策です。
先述しましたが、長浜は古き良き町並みの風情残る、味のある街です。あちこちに古の息吹を感じ、カメラ片手にそぞろ歩くのにはもってこい。どこもかしこも素敵な撮影ポイントなのです!
たとえば長浜アートセンターの筋向いの古道具屋さんぽいお店の軒先なんかはもう、カメラ好きさんたちには格好の被写体の宝庫。
こぉんな(↓)ランタンや

こんな(↓)置物なんかがたくさん並んでました。

他にはお米のお菓子をメインに扱うお店の飾りには稲穂と柿があったりしました。

そしてやはり太閤・秀吉が開いた城下町。
あちこちに“ひょうたん”が見受けられました。
定番のマンホール。

四角いマンホール?

街灯っぽいけど、電球がないから単なる飾りみたい。

おや、これは・・・・・・
ニューヨーク・セントラルパークのストロベリーフィールズ『IMAGINE』の碑みたい。

また、秀吉は戦国武将でもあったので、城下町はとうぜん戦に備えたつくりにもしていたわけです。
その名残もあるようで、それがこういった道。
いったいどんな道? 
とおもったら、ちゃんと解説もありました。
これはひょっとしたら、沼田(真田の兄ちゃんの城下町)にもあったアレかしら? とおもったらそうだった!
わかります?
道沿いの家一軒一軒が、少しずつズレて建っているの。
ちょっと遠目かなぁ、じゃあこっちならどうかな?
すごいズレでしょ。
隣家とのズレに生じた空間(壁のうしろ)に、武者が隠れて侵攻してきた敵を待ち伏せたのです。
滋賀の湖畔の街と群馬の河岸段丘(「ブラタモリ」視聴時の基礎知識用語)上にできた街や、調べたら越後の村上地区にもあったというこの仕掛け(というほどなのかどうか)、我々から見たら原始的ですが、戦国時代にはわりとポピュラーだったのかもしれません。
とにかく歴女のはしくれとしては、こういうポイントも嬉しいものなのです。


さてさてさて。
街中をうろついたあとは、お腹を満たす番です。
もちろん頂くのは【ふじ石亭】さんの『THE ALFEE 坂崎幸之助さんの特製ランチ』
友人が予約してくれたおかげで、贅沢にも個室で食せることに(仲居さんたちには「マルコウのお客さん」と呼ばれます←呼ばれた)。
懐石ですよ、懐石!
わたしは悪名高き偏食女王だけども、こういう時なら頑張って食べます!
おお、ここにもひょうたん!!

そして『坂崎さんの』という膳名のとおり、ファンならおもわず
「でへへ」
と喜ぶ“〇幸マーク”の箸置きやこんぶ、オリジナルコースターが。



我々ももちろん
「でへへへへ」
と喜びました。
まことにありがたや、ありがたや。

ところでこの【ふじ石亭】さんはお庭が見事。
店名の由来となった富士山の溶岩石に囲まれて、こじんまりではありますが、ちゃんと回遊式の庭園でした。






お腹がくちくなったあとは、やっぱり琵琶湖を見に行かねば!
ということで、いっきに湖畔まで足を延ばします。
とはいえ、長浜の街はコンパクトなので、15分も歩けばすぐ湖畔に着けます。
これも嬉しいですね。

しかし初めて琵琶湖を見ましたが、でかい!
ひたすらでかい! でか過ぎて対岸が見えない!! それは曇りだったせいかもしれないけど! でもきっと晴れてても琵琶湖は対岸が見えない気がする! そんくらい広い!!
そりゃ「近江の海」と言われるよなあ。



どうでもいいですが、水鳥の数も多かったです。
湖面に点々と散る黒いものは全部水鳥。
鳥が苦手なひとには耐えがたい光景かも・・・・・・。


そしてこの湖畔にはかつてあった長浜城を偲んで(?)建てられた模擬天守がそびえてます。
紅葉が盛りの時期でしたので、白い壁のお城とのコントラストが映えて、美しかったです。










というわけで、今回の旅はここまで。
時間とゼゼコが許すならば、泊まって対岸の地域も観光したいところですが、残念。
本日は日帰り強行軍。
楽しい長浜の思い出を胸に、東京への帰路についたのでした。
こんどは天気のいい日に、また行きたいものです。

それでは長のお付き合い、ありがとうございました。

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Comment








>mayoko様

レスが遅くなりまして申し訳ございません。

そうです、ちゃんと「観光地」として整えられた街でした(笑
ですから、そういうのちょっと興ざめ、というひとには向かないかもしれませんが、わたしは大丈夫でした。

びわ湖ホールの遠征と絡めての観光はお勧めしたいです! 是非どうぞ!
from. 夏葉 | 2016/12/02 21:56 |
勝手に、長浜って普通の街だろうと思ってたら、川越のようにちゃんとそれっぽく整えられている街だったのですね。
これは観光にもよさそう。遠征と兼ねるのも◎な名所ですね。
いや、参考になりました。今後候補になりうるよさげなところです。
from. mayoko | 2016/11/24 09:38 |
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