仙台と大阪で『ブラタモ』なぞり!−その3−
『ブラタモリ』視聴時必要用語の基礎知識−なんてものはとくにありませんが、ひんぱんに出てくるコトバは、確かにあります。
その筆頭がズバリ【河岸段丘】。
漢詩由来の四字熟語のような字面と語感と響きをもっておりますが、れっきとした地学(地理)用語。
学生時代は地理より歴史を選択していた私はこの四字熟語をまったく覚えてなくて、この番組で知ったわけですが、いまでは川沿いの土地に出くわすと、近辺の地形が段々になっていないか探してしまうほどになりました。
そして次が【凝灰岩】。
火山国日本ではいたる所で凝灰岩が顔を出している、ということもこの番組で知りました。
と同時に地層の奥深さと面白さも味わいました。
まことありがたき番組であります。

そしてそして!
教科書に使われるような用語ではないけれど、知識として覚えておきたいのが【直線(の道)をみたら秀吉とおもえ】、なのです。
この教えが最初に使われたのは2016年5月7日放送の「伏見」の回。
秀吉が建てた伏見城城下町に走るまっすぐな道を紹介したときに案内人である京都高低差崖会崖長・梅林さんによって、でした。
わたし自身がこの教えを実感したのは長浜を訪れたとき。
こぶりな街ながらも碁盤の目の道筋に
「おお、まさに!」
と感嘆したのです。

そしてそしてそして!
伏見よりも秀吉の本拠地、みたいにおもわれてる大坂城城下町にも“秀吉イズム”はいかんなく発揮されていたわけです。
だってだって、ほら、下の地図をご覧になって?
江戸時代の古地図とのことですが、見事な格子でしょ?
たとえ豊臣家が滅亡しても、秀吉の引いた道筋は残っている。はっきり・くっきりと。直線マニア・秀吉の美学による街づくりですよ。

つーわけで昨年末に大阪で実施した『ブラタモ』なぞりクロニクル、最後は秀吉が城下町をつくることを選んだ台地のあかしと、その町に残るオモシロい町割りと歴史的遺構を見に行きました。
まずはこちらのルートマップなぞりから。
 銑をたどります。

,痢攵緜台地の北側を歩く】
この、どーってことない通りが台地の北側。
写真ではわからないですが、奥へ向かってゆるやかな下り坂(台地のへりへ向かってる)なのです。

続きましては△痢收个粒段】
ずーと平坦だとおもってたら突如現れる石の階段はこれ(↓)です。
へりです、へり! 台地のへりでございますよ、奥さん!!
タモさん御一行が降りたので、とうぜん我らも降ります。
そして見上げます()
これね。おもしろいんですけど、降りてるときはそんなに高低差を感じないのですが、下から見上げるとあらべっくら!
あんなに高いところから降りてきたんだわ! となります。
実生活でもにたよーなもんですわよね。見下してるほうは無意識だけど、見下されてるほうは神経質なくらい敏感、てやつ。
おほほほほ。

などというくだらない戯言はおいといて。
つづいてが下のルートマップの 銑とイ鬚燭匹詁珊圓。
私個人的には今回のなぞりのメインのポイントです。
なにせタモさんに
「合理的だとおもう」
と言わしめた、道筋(通り)を挟んで向かい合わせの区画でひとつの「町」にした『背割り』。
合理的かどうかは意見のわかれるところとしても、おもしろいことに間違いはない。
時間もちょうどそんな頃合いの、お昼休みはウキウキウオッチングなノリで、直線の道をたどります。

するといきなり。
その場所(↓)は現れます。
タモさんも驚いた街区表示板の並び(ルートマップの 法
その実物。
実際に見ると、奇妙さが際立つのであります。
ではもういっちょ(ルートマップの◆法
町割りの仕組みはこう(↓)いうことですね。
そして、背中合わせになった家屋と家屋の間(上の画面の赤い線のところ)に、秀吉は排水溝をとおしました。
いまでもその排水溝が使われている箇所があり(ルートマップのァ法畋盛沺頁愕笋蝓鵬漆紂曚般召ついています。
この道路(ルートマップのぁ銑イ瞭察砲硫爾法△修稜喊綛造。
そしてその一部は、見えるようになっているのですが・・・・・。
なんと!
師走の外気温度と、この白い囲いの中の温度差のため、アクリルの窓は真っ白く結露しており、見えないのでした!!
うあああああ(泣 なんとかしろー、大阪市ーー!! ヒーターでも使って冬でも見えるようにしろー!!
それでも頑張って撮影したんだけど、どう?
うっすらと石垣と水の流れが・・・・・・見える気がしませんか?
どうもすんません・・・・・・。

で、この下水の施設は、見学もできるんです。

番組でもタモさん御一行はこのドアの中へ入っていました。
なので私も! と勇んで問い合わせの電話をかけたら
「年内は28日までなんですわー」
とのことでした。
とことん、持ってない女です。
でもまあ、見たかった階段や街区表示板の並びは確認できたから、よしとしないと、なのです。


というわけで、全3回にわたってお送りしてまいりました仙台と大阪の『ブラタモ』なぞりは、これにて終了でございます。
相も変わらずの長文でございましたが、お付き合いくださいましてありがとうございました。
さあて、次はどこの“なぞり”をしましょうかね。
沼田とか、行ってみたいなぁ。


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