一票の重み。


わたしが選挙権もらった頃、似たようなことをおとんに言われた。
「投票したい政治家がいなくても投票には行きなさい。なぜなら投票率を上げて票を分散させることに意味があるから」
「どーゆーこと?」
「たとえば候補者3人・有権者100人の選挙をしたとして、30人しか投票しなかった場合、当選者は得票数18だとしても投票しなかった70人のことを気に掛けなくなる。何をやっても黙って従うだろうとなめてかかり、投票してくれた18人にだけ手厚い対応をする。でも70人投票して得票数36で当選した場合、棄権したのが得票数より少ない30人でも無視できなくなる。対立候補に投票した人たちの存在があるから」
「投票しなかった人たちと対立候補者に入れたひとたちが結束したら負けちゃうから?」
「そう。何がきっかけでそうなるかわからない、という危機感を抱かせることができる。だから勝手なことができなくなる。でも投票に行かないとその危機感を煽れない。そのためには投票には行かないと」
「うーん・・・」
「誰に投票していいかわからない、と言うならいちばん当選しなさそうな人にいれておけばいい。勝たせるだけが有権者じゃないよ」
正直、当時はピンとこなかったけど、わたしはこの教えを律儀に守り、選挙には必ず行っている。
そして、比較的まともそうな公約をかかげ、でも当選しなさそうだな、てな人に投票している(なのに一度だけそれを読み間違いて当選させてしまったことがある。青島都知事だ。以来、著名人には絶対投票しないことにしている)。

ということで、突然衆院選があることになってしまったねぇ。
最近は “圧勝” が続いていて、おとんの理論も通じなくなってる気がするけど、それでも票の分散は意味があるとおもう。だから一票、投じに行くよ、面倒だけど。
しかし今回は投票に値するようなひとが
「ひとりもいねぇ」
選挙になりそうな予感しかしてない。

皆さんもとりあえず投票には行きましょうね。
楽しいとはおもわないけど。




時事刻々刻々 comments(2) trackbacks(0)
Comment








>juju様

ありがとうございます。
父親は反骨精神のひとで、今だったらあちら側の皆様に即「反日」「売国奴」と罵られるタイプでした。
わたしはそんなひとに育てられたので、見事にこんなんになってしまいました。

選挙権についてはjuju様の仰る通りですよね。
庶民が、そして女性がこの権利を得るためにどれだけ努力したことか。
それをおもうと蔑にできないです。
なのに立候補者みんながみんな・・・。
だから「誰が出てたっけ?」になってしまうとおもいます。
from. 夏葉 | 2017/10/06 20:53 |
夏葉さんのおとん、いいこと言いますね!
他の都市がどうだったのか知りませんが、
私が子供の頃住んでいたとこは、投票日が平日だったんですよ。
それでもみんな農作業の合間にとか朝仕事に行く前とかに投票するので、ものすごーく高い投票率だったのです。
それよりわずか30年くらい前は男の人だけしか選挙権がなくて、
もっと前には税金をたくさん納めていた人しか選挙権がなかったので、
投票できることがうれしかったのか、
縁故関係が厳しくて、絶対投票しなければいけなかったのかはわかりませんが。
そんな環境にいた私なので、学生時代に東京にいたころを除いては皆勤賞です。
ただこの頃は投票所で、誰がてでるんだっけ?なんて考えるような投票になっています。なんでかな?
from. juju | 2017/09/30 00:42 |
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