日本一。

「国内でいちばん巧い楽団はどこですか?」
的な質問をクラシック通の方にしたならば、9割の確率で
「うーん、やっぱりN響かな」
と回答される楽団なので、一度は聴きに行かねばなるまい、とずーとおもってました。
そしてこのたび、ようやくその機会に恵まれまして、行ってきましたことです。

1月の公演プログラム A.B.C の3パターンのなかから選んだ「A」。
2018.1/28 NHK交響楽団
於:NHKホール

・ベートーベン:『エグモント』序曲 Op.84
・ジョン・アダムズ:アブ・ソリュート・ジェスト(日本初演)
・ホルスト:組曲『惑星』 Op.32

というラインナップ。

「日本初演」と銘打たれているのはなんと、2011年に作曲されたもの、だそうな。
ということで、まずはこの作品のことに触れようとおもうんだけど、いやあもう、わけがわからん曲でした。
たぶん、クラシック音楽やってる人は、この曲の楽譜、見たらげんなりするんじゃないかなあ。
とにかくずーーーーーっと、初めから終わりまでチャカチャカチャカチャカ音を刻んでて(弦楽器はちょう速弾き)、しかも不協和音で、へんなタイミングでへんな楽器(カウベルとか)が入ってきて、落ち着かないし耳にうるさいし、なんかイライラしてしまう構成なのだった。
プログラムの解説によると、タイトルの「ジェスト」は「戯れ・冗談」(モーツァルトの「音楽の冗談」に対するリスペクトらしい)と「著しい行為」の意があるそうなので
「冗談もたいがいにせいや」
と言いたくなった曲でやんした。


そんでもってメインプログラムの『惑星』。
「木星」はウチのおじぃたちが『星ディス』を絡ませて演奏したからみなさんご存知かとおもうけど、他の星のメロディーはあまり馴染みがないのでは?
かくいう私もそれは同じで、ちゃんと全部、初めて聴きましてございますけどね。

いやー、もう、素晴らしかったです!! 
「国内一」の称号は伊達じゃない。
音の濁りの無さ、響き・キレのよさ、演奏の正確さはウィーン・フィルにも引けはとらないと感じました。
(わたしはどうやら、きっちり揃って、楽譜どおりに正確・完璧でいわゆる "役人のような演奏" をする楽団がすきなようです)
そしてなにより。
『惑星』という曲が「神」!! だったということを鼻息荒く訴えたいです。
しょっぱなの「火星」からもう、SFなんです! 『スター・ウォーズ』なんです『宇宙戦艦ヤマト』なんです『クラッシャー・ジョウ』なんです!

すみません、意味不明ですよね?

いや、ですから、SF映画作品でサントラがオーケストラ演奏でなされていた作品たち(主にジョン・ウィリアムス)のおおもとがここにすべてある! のですよ!!
もうね、ちょー、かっこいいんです! クラシックなのに「かっこいい」!!! のです!
聴き終わったとき、SF映画1本観賞したような気になりましたよ、ホントに。
ふはー、大満足―。


ということで、今度は是非『皇帝』とラフマニノフのピアノ協奏曲2番をN響で聴きたい、のですが、なんと来年(!)の2月と 3月 5月にその演目での定期公演があるという告知が。
これは絶対にチケットを取らねば!


オールドファッション comments(0) trackbacks(0)
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://hikigiwa.setogiwa-anex.coolblog.jp/trackback/6822
Text:©2004 瀬戸際日記Neo.
<< NEW | TOP | OLD>>