女に生まれた、それだけで。


最初にこのニュースを聞いたとき、私が高校受験した35年以上前にタイムスリップしたのかとおもった。
と同時に、女子に厳しいのってうちの地元だけのことじゃなかったんだ、と知って今更べっくらこいた。
ただ、私の地元の場合の「女子に厳しい規定」は今回の減点方式とは逆だし、このつぶやき(↓)で言われているような女子のほうが優秀で・・・ていうのが原因ではなくてだな。


の前に、私が高校受験したときの「女子に厳しい規定」がどういうものだったかを説明しておくと、みんな苦しめられた《内申点》が、同じ高校を受験するんでも女子の合格ラインのほうが高く設定されている、てこと。
特に公立校で顕著で、県内一の進学校だろうとそれなりの学校だろうと容赦なく、とにかく女子だけが高めの合格ラインでもって輪切りにされて受験戦争に挑んだので、東京医大の(女子を多く合格させたくないなぁ)という意思とは違うかもしれないし、当時は公立に女子高があったため(現在は共学)、そういう措置が取られている説も流布していて、それを信じている人も一定数居たから、実際にはその面もあったかも、しれない。
が、その女子高に対抗するかのように最初から女子生徒の募集数が極端に少ない進学校もあったので、私は対女子高バランス説は支持しない。
で、そんな「女子に厳しい規定」の理由であるが、なんと。
女子は高校生になると恋愛に気を取られて勉強しなくなって成績が落ちるから
というからお笑い種だ。
つまり成績が落ちた女子と、それまで下位だった男子がいい具合に並ぶようになる、と。
まさにコレ(↓)と同じ論理だけど、まだこっちのほうがもっともらしいじゃないか。
うちの地元なんて「恋愛」だぜ「レンアイ」。女子は恋愛にうつつを抜かして勉強が手につかなくなって成績がダウンする、のが定説だったてことよ、恐るべし'80年代初頭。

でもなぁ・・・その話しを聞かされた当時の私は、なぜか納得してしまったんだよね。そんなもんなのかなあ、と。
多少の理不尽は感じても、設定された合格ラインが男子と同じになるわけじゃなし、結局は女子のほうが優秀てことなんだから、いっかぁ・・・みたいな。
当事者意識があんまりなかったのだとおもうが、一般的な中学生なんてこの程度でなかろうか。

でも今ならわかる。わかるから憤る。
今回の東京医大の件にしても、地元にあった「女子だけ厳しい内申点」にしても、元をただせばあるのはみな同じ。
恋愛・結婚・出産で女性は勉強・仕事に集中しなくなる(できなくなる)、てことを理由に、不利な条件で縛りつけているのだ。
をいをい、である。ほんとに何を考えているのだ、である。
結婚・出産に関しては、いまの日本においては若者に
「してもらわなきゃ困る」
くらいのものなのに、こなことやってたら結婚前の恋愛すら
「そんならやーめた」
になっちゃうよ? (すでになり始めてる気もする)
すでに多くのひとが言っているので今更だが、女医さんが離職しなくてもよい環境を整えることもせず、ただもう最初から
「どうせ辞めちゃうんでしょ?」
と決めつけて排斥しようとするこの姿勢。
ほんと、馬鹿じゃなかろかとしか言えない。
私よりはるかにお頭(つむり)がよいはずの大学のお偉い方々なのに、アホやろ、と。

けど、そのアホアホ連中はなんと、都立高校の入試を仕切ってるところにも存在していたらしいし、東京藝大にもそれらしきお約束はあるっぽい。
いったいなんなのだろうか。
結婚・出産をしなかったらしないで「役立たず」「お国を衰退させている」とか言われ、したらしたで「辞めるから困る」と迷惑者扱い。

多くの女が言ってるよ。

「いったいどないせーっちゅーねん!」



※・・・私の地元の「女子に厳しい規定」の理由であるとした恋愛云々の説は、真偽は確かめたことはありませんし、話をしてくれたのがオカンなので、あくまで噂として広まっていた、程度でお考え下さい。

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