出雲でブラタモなぞり。その3
さてさて。
『旧大社駅』の風情を満喫したら残すはお社へのお参りです! それ以外にはもうノルマ(?)はないので、ゆったりとした心もちで向かうことができます。
緩やかに昇り傾斜している神門通りを、足取りも軽く進みます。
すると見えてくるのが《石の鳥居》です。
さっきの『旧大社駅』から見えていたのもこの鳥居。
掛かっている額(↓)の大きさは六畳間に等しい、と『ブラタモリ』でも言ってましたね。
こうして見ているとピンとこないんだけど、真下から見上げると・・・
どーーーーーん! という迫力だから、やっぱり六畳くらいあってもおかしくないですね。
いやー、でかい・高い!
このでかい鳥居をくぐると聖域・神域に一歩踏み入れた、という感覚になります。
とはいえメインテーマはあくまでも『ブラタモなぞり』。
若いお嬢さんたちに人気のお店が軒を連ねる参道を進みつつも、我々はこういうポイントで「おおっ!」となるのです。
 ▲この階段は何かと申せば、番組で、出雲スイーツを食べたい桑子アナに対して、こういう高低差のほうがいいんだとそっけなくあしらうタモさんが「いいねぇ」と立ち止まった場所なのでした。
こんなとこ撮るのは『ブラタモリ』フリークだけでしょう。

そしてそのポイントからちょっと昇ればもうそこは勢溜。
昔はここに参拝客がたくさん居た、という解説でしたが、今は・・・。がらーんとしてました(屋台のテントがちょっとなあ・・・)。
なのに参道入り口の《木の鳥居》のところには人・人・人・人・・・・・・。連休中だからとうぜんですが、とにかくもう人だらけ!
あまりの人だかりに写真を撮る気も失せてしまうほどでした(ので撮ってない)。
でも《松の参道》に差し掛かる《鉄の鳥居》のところは幸運にも人の波が引いている!
チャンス! とシャッターを切ります。
玉砂利が敷かれた中央は神様の通り道、なので人間は両脇の道をゆきます。
よいお天気で、たいへんに気持ちがよいです。

清々しい空気を感じながら進んでいくと雅楽の音色が聞こえてきますが、御祈祷やお祓い等の儀式で奏でられているにしてはその音は近すぎです。加えてマイクをとおした人の声も聞こえてきます。
これはなにかイベントが行われているのでは? と音の流れを遡って行ったらば!
 ▲奉納神楽が行われていました! 雅楽も生演奏!! これは有難い。
おもわず足を止めてしまいます。
すでに始まって久しい様子でしたが、なんの演目かはすぐ、わかりました。
『八岐大蛇(ヤマタノオロチ)』ですね!
大蛇の首を掲げているのが須佐之男命(スサノオノミコト)で、背後に立つ女性がおそらく櫛名田比売(クシナダヒメ)でしょう。
スサノオ役は大立ち回りを演じたりして、かなり迫力がありました。
ラストはポーズを決めて、有名な和歌「八雲立つ」を詠いあげます。
観客からは拍手喝采(もちろんわたしも)。
帰宅して調べたら、出雲大社では毎年この時期に奉納神楽を行っているとのことでしたが、当日はそんなことまったく知らずにこの場面に立ち会えたので、とても嬉しかったです。
いいもの見たねぇ、と言い合いながらホクホクと参道を進みました。

するとちょっとした人だかりができていて、その視線の先には・・・。
 このシーン・・・『古事記』にあったようなないような??※
 ▲この方が大国主命(オオクニヌシノミコト)。出雲大社の主祭神です。

さあ、大国様にご挨拶申し上げましょう。

ところで出雲大社が《縁結びの神様》として名高いことは皆様もご存知のはず。
しかしわたしなどはもう、望むべく “そっち系のご縁” はありません。なので願うことは我らのたいせつなたいせつなお三方の「健康長寿」とのご縁―つまり『長寿A』です。
しっかりとお願いしておきました。
付け足しで、わたし自身の “チケット当選” とのご縁も。
とはいえ拝殿の、然るべき場所にたどり着くまでも凄い行列ではありました。まるでお正月です。
なのでここでもなかなか撮影できません。どうしても上のほうばかり。
こんな感じ(↓)しか。
(どこだよww)
 

それでも『ブラタモなぞり』は続行します。
タモリさんたちが裏手に回っていたので、我々もそちらへ向かいますが、どうやらそのルートは観光としては「正規」のようで。
ご本殿をぐるりと囲んだ塀に沿って進みます。
タモリさんたちは確か本殿の敷地に入れてもらっていたような気がしますが、我々は一般市民なので入れません。
格子窓の隙間から本殿の姿を垣間見するしかないのです。


そうこうしていたら!
これ(↓)! 
 番組でも紹介していた神無月(出雲では “神在月”)に出雲にやってきた神様たちの泊まるホテル! (十九社) さすが八百万の神々が滞在するだけあって長い! でも今はどなたもいらっしゃらない時期。それでもこの社に手を合わせる信心深い方もいました。

さて。
この十九社を右手にして進むと本殿の姿がようく見えるポイントにたどり着きます。
 これはとてもありがたいです。
 
 ▲拝殿で拝むより、この位置からのほうが神様に近い、ようなことを番組で言っていたような。
そして十九社はこちら側にもありました。


そしてそのままルート案内板に従って進むと、よく見る “出雲大社(神楽殿)” の姿が!
これ! これですよ、出雲大社は!
注連縄〜〜(「どんだけ〜」のイントネーションで)。
どーん!
どどーん!
ばーーーーん!


ホントに大きかったです。

ところで『ブラタモなぞり』をするうえで、これは絶対見なくちゃ! と決めていたものがあります。
それは古代の大社(↓)を支えていた「心御柱」の出土跡。
山陰インバウンド機構公式サイトより
その昔、この本殿は高くそびえたち、3本ひと組の柱でそれを支えていたとされています。そしてその設計図のようなものも発見されていましたが、あくまでも『神話』でのことだったり、設計図上でのことと考えられていました。
ところが!
つい最近ですよ、平成12年に、その3本ひと組の柱が「設計図」のとおりに並んだものが境内で発掘されたのです!!
その時の写真は大社の宝物殿入場券に採用されています。(↓)
(発掘された古代御本殿心御柱を見ることができます)←見ました。
 宝物殿入り口脇に実物大の柱のモニュメントが。

その発掘跡が3つの円形で地面に刻まれていて、タモリさんも感心しきりだったので、わたしもぜひ、この目で確かめたかったのです。
そしてそれは、拝殿と本殿の間−八足門前のちいさな広場にありました。
これです!
 そばに立っている人との対比で、その大きさが伝わるかとおもいます。
 これをずっと眺めていると、どこにこの木は生えていたんだろう、どうやって切り出してはこんできたんだろう、どうやって直立させたんだろう・・・とあとからあとから疑問と想像がわいてたくましく止まらなくなります。


そんな歴史ロマンに溢れまくった出雲大社、堪能いたしました。



出雲大社への足は、行きは路線バスで、帰りは一畑電鉄でした。
一畑電鉄の出雲大社前の駅舎がこれまたカワイイ。
 こちらは三角駅と同じ系列でしょうか。
内部もシャレオツです。


車両もピンク。





次回からは『ブラタモなぞり』倉敷編です。


※・・・この像は【ムスビの御神】。
『古事記』にも記された「幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)」のエピソードを具現化したもの。
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Comment








>juju様

juju様のお得意は「鎌倉」なんですね!
『平家物語』もお詳しいのでしょうか。

邪馬台国も古事記もほとんどファンタジー、は正解でしょう。
色々出土して、あきらかになりつつはありますが、謎のほうがおおいのですから。
わたしはそういう謎多きもの、が好きなので「古代」に惹かれるのです。

体力は落ちましたよ、これで。
今回の出雲〜倉敷遠征から帰った翌日はほぼ一日寝ていました。
起き上がって動けなかったんです。
昔はそんなことなかったのに。
寄る年波には勝てません(^^ゞ

仙台、盛り上がったみたいですね!
もう来秋のスケジュールも出ていたそうで(会津の凄い会館名に「どんなとこなの?!」と調べてしまいました)。
夏もまだなのに、早我々は秋のことを考える−嬉しいですね。

from. 夏葉 | 2019/05/12 22:30 |
私も歴史が好きですが、それは鎌倉から。
それ以前になると、
事実じゃあなくて物語の世界にしか思えません。
邪馬台国と同じくらいのレベルで
古事記あたりも、ファンタジーです。

いつも感心するのですが、
夏葉さんは体力ありますね。
昨日の盛岡は友達と車で行ったので、
あちこち回ってからライブ参加したら、4曲目くらいで足がガタガタ。
ディズニーで3万歩歩いた去年のNHKよりはましでしたが、
もったいなくて、ライブと旅行を一緒にするのはやめようかなと。

今日は仙台。
昨日の余韻が残っているうちに、また参加できるなんて、
ふつふつと幸せをかみしめています。
今日は何年振りかで通路側なので、
隣を気にせずに踊りまくってきます(^^♪

from. juju | 2019/05/12 09:48 |
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