一貫性ゼロ。

雨の中、行ってきました。
そんな天候だからすこしはすいてるとおもいきや、さにあらず。
普通に混雑していて、人混みが一瞬だけ途切れる-まさに間隙を縫って作品に近寄って鑑賞する、をずっと繰り返してました。

クリムトのことは、上の写真(↑)の女性の絵はよく目にしていて、そのたびに、これはどこからどう見ても女優のT畑A子さんだよなぁ、とおもっていた程度の認知度でしたが、今回作品を初めてじっくり見て、なんやこの統一性のない画風は! と仰天しました。
ルネッサンス絵画ふうの写実的な肖像画があったかと思うと、印象派のタッチの風景画があったり、まちがいなくアールヌーボーの一環な雰囲気の作品が並んでたり、で、わかけがわからん! になりました。
また、おそらくこの展覧会の目玉のひとつであろう《ベートーヴェン・フリーズ》の間(ま)では、うーむ、あの『第九(の第四楽章)』でこういう世界をイメージするのか、と、わたしには決して生まれない感覚で以って描かれた世界観に、しばらくいろいろ考えさせられたりしました。
そんななか、わたしが最も圧倒されたのは、ウィーン大学の講堂の天井画として描いたとされる《医学》(カラーのほうでなくモノクロのほう)でした。
彼は象徴主義の要素がある、と分類されているようなので、この作品はまさに象徴主義の真骨頂、でありましょう。
《医学》という学問を「なにをどうしたって、結局人間は死ぬのだ」という真理を剥き出しにあそこまで禍々しく描くクリムトの “屈折” した感覚が駄々洩れのこの一枚。
「どんだけ捻くれてんの?!」
という呆れ半分、衝撃半分、でしばし釘付けでした。

それとは別の意味で、ホントのほんとに
「うわっ、カッコイイ!」
な作品もあったんですが、それは皮肉にも(?)クリムト自身が描いたんではなく、このつぶやきでいえば真ん中のポスター、でした(作者はヨーゼフ・マリア・オルブリヒ)。
いやあ、このポスターはカッコよかった!
それとなんかの(覚えてないダメダメ)機関誌『ヴェル・サクルム』もよかったです。

ともあれこの展欄会を観て、わたしが思いを新たにしたのは
「70までにはウィーンに行こう!」
です。

なんじゃそりゃ。
ですよね。

展覧会のフォトスポット。

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Comment








>けい様

えっ、わたしはどっちかというと興味の対象は「狭い」ほうだとおもっていたのですが、「広い」ですか?
だったら少し安心していいのかな。偏向気味だからまずいとおもっていたので。
ありがとうございます。

にしても「ジュリー」! 確かに! 
どうしよう、もうジュリーに上書きされました。

そう、賢様の『勝手にしやがれ』最高ですよね!
わたしは以前から賢様にジュリーのカバーアルバムを出して欲しいと切に願っているのです!
from. 夏葉 | 2019/06/19 23:20 |
夏葉さんはホント〜に色々なことに幅広く関心があり御存じですネ♪
どこまでも ついて行きたくなります(^^;

上の写真 私はジュリーにしか見えませんでした(笑)
桜井さんの【勝手にしやがれ】カッコいいな〜〜(≧◇≦)
from. けい | 2019/06/18 20:58 |
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