台風の仇を快晴で(ちょっとだけブラタモリなぞり)。
「行かない選択肢はない」と言い切って行く気満々だったのに、台風のおかげで断念せざるを得なかった奈良行き。
でもわたしのアタマの中は「奈良」という単語で溢れかえってしまって、もうアカン! 助けて! 状態だったので、記念式典の翌日、奈良まで足を延ばしました。
満智子先生の原画展には行けなくてもとにかく東大寺には行きたい! という意気込みです。
あと、ちょっとだけ《ブラタモなぞり》もできるぞ(しめしめ)な部分もありました。

というわけで月曜、いつもの出勤時間と変わらないくらいの時間に宿を引き払って、近鉄で奈良を目指しました。
この感覚って、渋谷から横浜へ行くのと同じかなー、と改めておもいながらロングシートで揺られていたら、やっぱり眠気が・・・ZZZZ。
わはは。

さて。
『ブラタモリ』で奈良編が放送されたのは2015年の6月27日と翌週7月4日でした。
パート1の6月28日は、タモリさんが大好きな奈良の “高低差” に焦点を当てていて、番組のはじめのほうで訪れたのがココ(↓)
東向商店街です。
平城京の跡地近辺は平な土地ですが、実は近鉄奈良駅あたりが《変異点》で、そこから急に高くなっている土地だ、というのをお馴染み梅林さんが登場して解説してくれます。
赤が濃いほど高くなっている高低差地図。
黄色の楕円で囲まれたあたりに興福寺があり
画面中央、水色のラインが「東向商店街」。
南北に走っている商店街なのに「ひがしむき」という地名について
「変じゃないですか?」
という梅林さん。
この謎を解くには、まずは高い土地がなんなのかを知る必要がある、というので、こちら(↓)を訪れていました。
門扉の向こうに見える階段が、高低差を如実に表しています。
番組ではタモリさんたちが敷地内に入って、この段差が河岸段丘であり断層崖であることを確認していました。
つまり崖の上に建立された興福寺に背中を向けて店を建てるわけにはいかず、お寺向き(東向き)にしたから「ひがしむき」
という話しでした。
叶うならわたしも幼稚園への階段をのぼってみたかったのですが、残念ながら一般人では難しいでしょう。
ハナから諦めて、いつも行く道を進みますが、その道を歩いていても緩やかに登りになっていることはわかります。
そして少し進むとお馴染みの風景が!
猿沢の池からの興福寺五重塔。
うーん、奈良だわー。奈良に来たわー、と実感できる場所です。
そうそう、この猿沢池のほとりから興福寺に行くにも階段を登るので、幼稚園内でなくとも、高低差は体感できたのでした。

さて番組放送時、興福寺の「中金堂」は再建中でした。
タモさんがしぶしぶ足場を登っていましたね。
でもこの日はすでに工事は終わっており、新しいお堂の姿が! 
あな嬉し。
朱塗りの柱がいいなぁ。

そして興福寺と言えば。
五重塔です。
時間的にどうしても逆光撮影になってしまって見えにくいねぇ、ごめんなさい。
いつも奈良に来たらこの塔の裏手の『塔の茶屋』で茶粥定食を頂きますが、本日は我慢。
なんせお昼には京都駅に戻る予定なので。
後ろ髪引かれつつ、急ぎ大仏様に逢いに向かいます。
この日は快晴でしたが、ありがたいことに猛暑日ではなく、日傘があれば、興福寺→東大寺のわりとある道のりも苦にはなりませんでした。

しかし、時間が早いし平日だから観光客もまだそんなに居ないだろうというわたしの予想は甘かったです。インバウンドの皆様のパワーはもの凄いです。
朝もはよから大勢の大陸の皆様がいらっしゃいます。むしろ日本人観光客ってわたしだけじゃね? な勢い。
参ったなー、と困惑してたら見えてきました、南大門!
ああ、東大寺に来たのねぇ(しみじみ)。

そして金剛力士像の『阿』

『吽』。
ご立派なお姿を拝みつつ、門をくぐると見えてくるのは大仏殿です。
ああ、もうだいすきだーーーーー、この光景!
しばしここからのアングルで楽しみつつ、入堂するために回廊内に入りましたが、ちょっと待って!
拝観料、またアップしてない? いつから野口さん一枚でお釣り無し、になったの? 5年前は百円硬貨が数枚、お釣りで返ってきたような気が・・・(調べたら去年から変更に!)
文化財保護の観点からとはいえ、ちょっとアップ率高くないか? と戸惑いながらもお支払いして、入堂です。

うっほほーーーーーーーーーーーーーい!!
この景色見たら、拝観料とかもうどーでもいいわーーーー!!
きゃーーーーーっ!
わーーーーーーーっっ!!
ひょーーーーーーーっっっ!!

そういえば番組で、こんなへんな比較(↓)してたっけ。
ふーん、ウルトラマンよりでかい、てことはウルトラマンタカミ―よりもでかい、っちゅーこっちゃね(それこそなんの比較)。

そして大仏殿の主であらせられる毘盧遮那仏でございますよ。


なんと威厳のあるお姿であることよ。
しぜんと手を合わせてしまいます。
どうかウチのおじぃたちの健康長寿をお願い致します。

そしてミラジェンヌにはたまらない多聞天こと毘沙門天。
凛々しゅうございますわね。

そしてこの大仏殿。
こんにち我々が見ているものは江戸期に再建されたものである、のですが、鎌倉期に再建されたものはこれよりももっと大きかったらしい、のです。
その模型が堂内にはありますね。
ついでに奈良創建期の伽藍模型も。
東西両塔従えた伽藍配置。
この姿を、見たかったなぁ・・・・・・。


さあ、大仏様へのご挨拶もすんだことだし、いよいよわたしのもっともすきな場所へ、参るといたしましょう。

そこへのルートは2パターンあって、往路は大仏殿を左背にしながら進む経路です。
鴟尾(しび)をこんな角度から、眺めることができます。

幸い、その場所へ向かう人は他におらず、わたしはひとりで静かに足を進めていましたが、途中、念仏堂から読経が聴こえたときは少し聴き入ってしまいました。
いいお声のお坊様で、雰囲気は最高潮。
そんななか、見えてきました!
わたしが東大寺でなによりも、とにかく、もっともだいすきな『二月堂』です!!
ああ、たまらーーーーーーーん!!
夏の日差しのなか、階段をあがります。
そしてこの景色!
なんて美しいのでしょう。







どこを撮っても最高。

ここで30分ほど、涼みながらボー( ゚ ρ ゚ )と過ごしました。
でもこの場所のベストタイムは黄昏〜宵の頃、なので、次回はその時刻に合わせて訪れたい、とおもいながら、帰路に就くことに。
もっと居たいのはやまやまですが、翌日からは日常に戻らねばなりません。
勤め人の辛いところです。

二月堂からの帰りは、知る人ぞ知る石畳の参道をゆきます。
こちらもいい風情なのです。


というところで奈良へのプチ『ブラタモなぞり』はこれにて終了。
ならまちのほうや春日大社へのなぞりも次回、ということにいたします。
それではみなさまごきげんよう。

ああ、楽しかったなー、奈良。


ブラタモなぞり comments(3) trackbacks(0)
Comment








>omachi様

コメントありがとうございます。
お教えくださったサイト・作品、恥ずかしながら初耳学でございました。
お勧め作品、面白そうですね! 
藤原不比等とその息子4兄弟は、作品によって書かれ方がまったく変わるので「北円堂の秘密」ではどんなキャラになっているか、楽しみです。
とはいえ興福寺の北円堂は、わたしもついないがしろにしてしまいます(^^ゞ
いけませんね。


>けい様

当日の天気に恵まれたので、コンデジながらなかなかきれいに撮影できてよかったです。
それにしてもけい様
>昼間は 大仏殿の大屋根が まず目に入りますが 夜になると
>二月堂の舞台に灯された明かりが横一線に浮かび上がります。
>あたりが真っ暗でそれしか見えません。
とは、なんてすてきなところにお住まいなのでしょうか!
羨ましいです。
実はわたし、1年くらい奈良に仮住まいして、いろんな神事・行事を見に行くのが夢なのですが、宝くじでも当たらない限り、叶いそうにありません。
でもまた奈良には行きますよ!!

記念式典は完全版がDVD発売されるはずですから、その時は是非、ご購入を♪




from. 夏葉 | 2019/09/06 23:44 |
おめでと〜ございまぁ〜す\(^o^)/
台風の仇を快晴でとれて!!
お写真 どれも色が きれいですねぇ〜☆☆
空・雲・緑・・
ホント 快晴でよかったです(^^)v
【倍返し】て感じですネ(笑)

京都・滋賀・大阪・奈良 お疲れさまでした。疲れはとれましたか?
夏葉さんが だいすき と仰ってくださる【二月堂】
その舞台からの景色の向こうで私は くらしています。
写真を 大きく大きく大きく拡大すれば 豆粒状の我が家が見えるかも・・
東の方角に建物の間からですが 右から 若草山・大仏殿・二月堂と 遠くにですが横並びに見えます。
昼間は 大仏殿の大屋根が まず目に入りますが 夜になると二月堂の舞台に灯された明かりが横一線に浮かび上がります。
あたりが真っ暗でそれしか見えません。
いつ見てもずっとその景色です。ずっとずっと前からそこにあるから・・
『尊い』こちらもこの一言ですネ。

式典の情報を細々と集め 1曲目の曲名を見ただけで もう涙腺崩壊状態です。
「じゅ〜ぎょ〜〜・・・」と大好きな桜井さんの声が聴こえてきそうです(涙)
坂崎さんの作詞と言うのもいいですネ(^^)

十分に雰囲気が伝わりました。あとは妄想を膨らませますね。
ありがとうございました。
from. けい | 2019/09/04 14:29 |
お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
from. omachi | 2019/09/02 09:31 |
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