天地初めて發けしとき。


今回の奈良紀行メイン・イベントのもうひとつがこちら。
正倉院の奈良時代よりも遙か昔に遡った、この国の成り立ちを記した書物についての展示企画。
あたりまえといえばあたりまえなのだが『古事記』原本が残っていないことに始まり、書かれた時代の遺物も在るわけもなく、なので展示物は“『古事記』に所縁の品々”。
それでも古墳時代の勾玉やら埴輪、銅剣とか、国宝・七支刀などはやはり存在感抜群。

奈良で見るものって、たいていが『飛鳥時代』、『白鳳時代』、『奈良時代』、時々『古墳時代』という判定が付いてるから、『鎌倉時代』とか見ると
(たいしたことないなー)
なんて罰当たりに感じてしまうのだが、この展示会には『平成』の年代表記もあるから、本来は素晴らしい美術品なのに
(なーんだ、現代じゃん)
などともっと罰当たりな感覚を抱いてしまったりして反省。


ところでみなさんは『古事記』を読んだことがおありで?
無いとしても、『因幡の白兎』と『八岐大蛇』のお話はご存知でありましょう?
または『海幸彦と山幸彦』。
これらの物語のおおもとは『古事記』にあります。
それに【ヤマトタケル】、【天孫降臨】、【イザナギ・イザナミ】という言葉を、一度は耳にしたことがあるかと。
サッカーファンだったら【ヤタガラス(八咫烏)】。
これらも『古事記』にあります。
あと、現在若いおなご衆に恋愛のパワースポットとして人気の出雲大社も、『古事記』に所縁の場所ですし、昨年に式年遷宮で話題だった伊勢神宮は言わずもがな。
そんなこんなで、読んでいなくとも『古事記』は我々の生活のおおもとの部分に静かに係わっているのです。

それと『古事記』は現代のエンタメの元祖でもありますですよ。
SFであり、ヒロイックファンタジーであり、メロドラマであり、RPGであり、バトルものであり。
マザコン・シスコンの暴れん坊の始祖が居るかとおもえば、美少年・女装キャラのはしりも居るし、ブスを差別してしっぺ返し喰らう男も居る。
たいへんにおもしろいです。
マンガもいっぱい出版されているので、一度は読んでみてくださいませな。



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ワイハー!


皆さん、アロ〜ハ〜〜♪
あたしは今、ハワイに来てまぁーーーーっす。
某アイドルグループのデビュー15周年記念のコンサートがあるからってんで、事務所設定の阿漕な価格設定のツアーに乗っかって、初ハワイでぇええーーす☆
いぇーい、マっカロ〜〜〜♪

ところで見て見て見てーー、この海と空の青さ!
スカイブルー! マリンブルー! ブルーブルーブルー!(シャトウじゃないよ)
まさに「抜けるよう」でしょ! 南国でしょ!! 
10年くらい前にグァムに行ったときも凄いとおもったけど、今回のハワイはそれをうわまわってきれい!!
ヒャッハー!!!








嘘です。

ハワイに行ってるのはわたしじゃありません。
妹です(アラシックの)。
わたしはちゃんと日本に居ります、今『Kトラ』聴いてますよ!
なので、上の写真は妹がメールしてきたやつを貼り付けただけです。
どうやらハワイの南国っぷりがそうとう嬉しかったらしく、ただひと言
『感動した!』
という件名だけでこの写真を添付送信してきました。

よかったね(棒読み)。


そんなことよりわたしは、昨日と今日の芸能ニュースを沸かせた仲間ちゃんの結婚報告の文章の美しさに感動したことですよ。
ただの一度も、わたしが『乱用撲滅』を掲げている「させて頂きます」を使うことなく、でもじゅうぶんに遜っていることが伝わる謙虚で実直で真摯な文面で、かつ、幸福感に溢れた素晴らしいものでありました。
一緒に紹介された、以前南国でちょっとだけ知事やってすぐ辞めて、都知事にもなろうとした奴の結婚報告に案の定「させて頂きます」が使われていたので余計に仲間ちゃんの言葉が際立ちましたよ。
久々に美しい日本語に触れて、わたしは嬉しゅうございました。
たったそれだけのことでしたが、仲間ちゃんと田中さんの今後が幸多きものになるよう、本気で祈ってしまうほどに。
文章には、そういう力もあるのです。
(だからがんばろー)


え? 今日の本題はいったいなんだ? とお訊ねですか?
わははは、なんでしょう、自身でもわっかりませーーん、ごめんなさーい。
何が文章力なんだかwwww。



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ウィーンには行けねども。

池袋なら行けるぞ。
ということで、今年のコンサート一発目はこちら(↓)。


母娘揃って西本さんファンだし、演目もメジャー揃いなので新年には相応しかろうということでチョイスしましただ。
とはいえ、実はわたしは『ボレロ』を最初から最後までちゃんと聴いたのは初めて。
あまりにも有名な楽曲なれど、たいていは一部しか聴けなかったりだったから、今回腰を据えて(客席に座ってるからな)聴いてみて、いやまぁ、とことんまで同じ旋律とリズムを延々延々(以下無限)繰り返すことに改めてべっくらこいたわけです。
だからこそフィニッシュが生きてくるんだがね。

それと『展覧会の絵』。
こちらはアル中としてプロムナードにはお世話になっているので、本家本元に敬意を表して聴いたわけだけど、やっぱさー、のっけのプロムナードのあとに『Gate of Heaven』のイントロが入ってこないと、なんか落ち着かない感じになっちゃってるのが苦笑部分でありましただ。


西本さんは新年もパワフルなパフォーマンスを披露してくれまして、かっこよかったっす。
かなり前列の席だったのもあるが、西本さんの視線がじぶんたちのほうにくると、ドキドキするのだよね!
だははは。
(帰り、会場の裏口にスタンバイしている西本さんの出待ちの皆さんを見て、もはやタカラヅカの感覚じゃのう、と感心しました)


2013.1/6 日本フィルハーモニー交響楽団
於:東京芸術劇場コンサートホール

*ボレロ:ラヴェル

*弦楽セレナーデ ハ長調作品48:チャイコフスキー

*組曲《展覧会の絵》:ムソルグスキー(ラヴェル編曲)

〜アンコール〜
*ラデツキー行進曲 作品228:ヨハン・シュトラウス父





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AGES供前椶衒僂錣襪靴たり〜
その当日にブーたれるのもなんなので、とりあえず1日置いてみた。

成人式での晴れ着の話である。

古今ともに女性は振袖が多く、男性は羽織袴も目立ってきたような昨今であるが、今回はその振袖。
わたしの認識では、振袖というのは未婚女性の着るもの、なのであるが、どうやら最近は若い既婚者なら着てもいい風潮だそうで、ぶっちゃけそれってどうなん? なのである。
というのも、昨日の成人式関連のニュースに、東日本大震災の被災地で成人を迎えた女性を、赤坂テレビ局とお台場テレビ局が内容ダダカブリで報じており、そのどちらのお嬢さんも、既婚なのに振袖を着て式典に出席していたのである。
えーと、それって……。
と、テレビの前で唸ってしまった。
しかもお台場局で密着していたお嬢さんは、はじめ、振袖なんて買ってる場合じゃないから式に出ない、と言っていたので
「スーツで出席すればいいがな」
と、つい、突っ込んでしまったのであるが、彼女にその選択肢はハナから無い様子。
結局は、地元の呉服屋さんが被災した新成人女性たちに振袖をレンタルしてあげましたよ、で、一件落着なのであるが、わたしには

振袖が無いから式典に出席しない

という思考回路が理解不能なのである。
成人式の式典とは、いったいなんなのであろうか?
振袖のお披露目会なのであろうか?
わたしは違うとおもっているのだが。

さらに驚いたのが、そのお嬢さんのご母堂にも
「あんたは既婚者なんだから振袖はやめなさい」
と、我が娘を嗜める様子がなかったこと。
まあ、解りやすくそりゃそーだという話なのだが、でも、こう言っちゃわるいが東北のほうが、しきたりとか習慣(特に冠婚葬祭の)にやかましいイメージがあって、成人式って冠婚の“冠”だよなー、でも既婚の娘の振袖にはなんも感じないんだ、ふーん、と。
どうにも腑におちない。
じぶんが着たいから、娘の晴れ姿が見たいから、という理由が主でこれまでのマナー(ルール)を無しにしようとしているように見えて仕方なかった、申し訳ないけど。
そして、こういう人たちって、自身の結婚披露宴に新婦友人が白い服着てきたら最大級に文句言いそうだよなー、と勝手な想像もしてしまった。

というかね。
これ書くために、現代の振袖事情をまず調べて、そんで『若い既婚女性の振袖が有りになってきている』と知ったのだが、だったらさあ! と言いたくなったのだよ。
結婚披露宴の新婦友人の白い服も、ご祝儀相場も、その他諸々冠婚葬祭のマナーやルールに、もう必死に調べて従わなくてもいいよな! と。
だって、しきたり・習慣は移り変わるんでしょ?
だから若い既婚女性の振袖は有り、になってきたんでしょ?
ほいだら、若い女性の
「振袖、着たいんだもーん!」
だけがまかりとおって、そのほかの
「祝儀相場とか言われても、今月はこれで精一杯なんだけど」
「忌み言葉とかわかんないんですけど」
「水引のカタチの意味とか知らないし」
「披露宴でも白い服着たいんだもーん」
などがまかりとおらないのは勝手過ぎるやん。
ご祝儀が相場より少なくても、うっかり忌み言葉でお祝い述べちゃっても、水引を間違えた袋でも……とにかく冠婚葬祭のやかましい色々からはずれてても、非常識扱いしないでよね! と言いたくなったのだよ。
はっはっは。
ま、わたしもこういうことが気になって仕方なくなったということは、立派な口やかましい中年になった、という証やね。
なにしろわたしの成人式は、すでに四半世紀前の話だものな。


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Nacht von wien.
さてここで、いま一度ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団についておさらい。
(出典:ウィキ)
ウィーン国立歌劇場のオーケストラであるウィーン国立歌劇場管弦楽団(6管編成・150名ほど)の団員のうち、入団を認められた者が自主運営団体たるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(5管編成・120名ほど)を構成する。大型の編成を求められる曲(マーラーなど)では、国立歌劇場の団員もエキストラとして出演する場合もある。英語表記のVienna Philharmonic Orchestraの頭文字を取ってVPOと表記されることもある。正式な略称はドイツ語表記よりWPhであるが、もっと簡単にWPともする。

このオーケストラの発祥は1842年3月28日、ケルントナートーア劇場(ウィーン宮廷歌劇場、後のウィーン国立歌劇場)の楽長で作曲家でもあったオットー・ニコライが、レドゥーテンザールにて歌劇場付属の管弦楽団を指揮した「フィルハーモニー・アカデミー」というコンサートとされる(曲目はベートーヴェンの交響曲第7番など)。このウィーン宮廷歌劇場のオーケストラが、モーツァルトやベートーヴェンらウィーン古典派の交響曲などを演奏するために演奏会を開くという試みはすでに何度か行われているが、いずれも運営上の問題で長くは続かなかった。しかし、この「フィルハーモニー・アカデミー」と呼ばれるコンサート(当時はアカデミーと呼ばれていた)が11回連続して行われ、同時に「全ての面において自主的に運営される」、「全ての決定が楽員の総会によって行われる」などの原則が確立されたことが、ウィーン・フィルハーモニーの誕生といえる。

続きはウィキのページへ。

わたし、まだ数回しかクラシックのコンサート行ってないし、CDもそんなに聴きこんでいるわけじゃない、そんな程度だけど、でも、はっきりわかった、音が今までの楽団とぜんぜん違うのが!
特にメインプログラムの『新世界より』は、西本さん指揮のブダ・フィルのCDで聴きなれたのと別次元のものだった。
まさに
「なにこれ、すごい」

とにかく音の澄みかたが尋常でない。
なんであんなに澄みきった音が出るの、というくらい。
しかもどの楽器も。
それだけ凄いなかで、各楽器のソロパートを取る方々にはもう、こういう称号を捧げようという気分 ⇒ ネ申!!
いや、ほんとに。
それから凄いのが表現力の完璧さ。
いわゆる演奏記号の見本! というほど強弱やスピードがはっきり出ていて、だから非常に豊かな世界を感じることができた(『新世界より』第二楽章のppの部分なんてゾクゾクしたぞ)。
あまりに素晴らしくて、気がつくと息、止めて聴いてたりした。
そのくらい引き込まれる演奏だった。

ああもう、ほんと、行ってよかった!
自身の経済状況を鑑みれば、愚行極まりないんだけど、こういう散財なら、しても一片の悔い無し、というやつよ!
というか、これ行ったら毎年行きたくなってしまって、ついにはニューイヤーコンサートへの野望が……(ネットで抽選に応募できるのだ)。いや、いかんいかん。それこそ身の程を知れ、というやつだぞ。



*アンコール*
フォルケ・ラーベ
:バチスタ
(トロンボーンソロ)

ブラームス(ドヴォルザーク編)
:ハンガリー舞曲第20番ホ短調 ポコ・アレグロ



この指揮者さん、面白いひとでした。
西本さんもかなり身振りの派手な指揮者ですが、今回のこのヒトもかーなーりオーバーアクション。
なんせ第一バイオリンの演奏者の顔のまん前までタクトを突き出したり、挙句その指揮棒を持たず、手だけで指揮するんだが、へんなハンドアクションの連発だったりで、もしもわたしがあの中にいたら
「ウゼー」
とおもうなぁ、などと見ていて笑ってしまったことです。

え? なぜそんなに指揮者のやってることがわかるのか? とお訊ねですか?
それはですね、わたしの席が

だったからです。
このPブロックに座るのは二度目でしたが、やっぱちょっとくすぐったいですわね。

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憧れの音楽の都。
評価:
ドヴォルザーク,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック
¥ 2,464
(2009-08-19)

子どもの頃、新年になるとウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート』を見るのがすきだった。
あの綺羅綺羅しい空間が、お伽噺の舞踏会みたいにおもえたし、必ずと言っていいほど演奏されるJ・シュトラウスの『美しき蒼きドナウ』のワルツの調べが心地よかったからだとおもう。
そしていつしか
「このコンサートに行ってみたい」
そうおもうようになり、社会人になりたての頃は、先輩に
「100万貯めて、ウィーンフィルのニューイヤー・コンサートに行くのが目標なんです」
とかなんとか言っちゃったりしたもんだ。

しかしこの歳になっても、結局一度もニューイヤー・コンサートどころか、ヨーロッパへも行けてない。
これまでライブ(遠征含む)につぎ込んだ金額を全部足したら、オーストリア旅行くらいできる、という虚しい計算をしなくてはならないのが原因なのは、火を見るより明らかだからだ。
わははのは。

で。
とっくにニューイヤー・コンサートのことは諦めていたのであるが、でもウィーンフィルの演奏は、生きてるうちにナマで聴きたいぞ、という願いは諦めてなかった。
来日した際は、絶対、聴きに行くんだ! と密かに決意を固めていたのであるが、来たのだ、その機会が!

この秋の来日公演である。

そのチケットのプレリザーブ案内が「○あ」から来たので、ダメもとで申し込んでみた。
サントリーホールで3日間の公演。その、どの日でもいいから! というエントリで。
したらあーた!

取れたのだ、チケットが!!

しかも、できればこの日がいいなぁ、という、事実上の第一希望日が!
ひゃー、嬉しいよー!!
きっと取れないとおもってたから、余計に嬉しい。
本音を言えば、これまでのクラシックコンサートのチケット代とは基本ラインが違う価格設定で、しかも、おもいきって、いつもよりワンランク上の席で申し込んでしまったので、あほうのように高額なチケット(ウチのおじさんたちのライブに3回は行ける)なのであるが、それでもいい、とおもえるのが、ウィーン・フィルマジック。
きっとそんだけ散財する価値があるはずなのだ。

いやぁ、もう、数ヶ月も先の話なのだが、今から楽しみで、楽しみで。
唯一気がかりなのは、ウチのおじさんたちの関東公演(国際フォーラムあたり)とカブりそうな日程、ということだけ。
でもそうなったら、許せ友よ。
わたしはウィーン・フィルへ行くぞよ。
なにせわたしの宿願なのだ。

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セロ弾きの赤鬼。


於:東京オペラシティコンサートホール

*チャイコフスキー
ワルツ〜バレエ組曲『白鳥の湖』作品20

*ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18

*ブラームス
交響曲第4番 ホ短調 作品98

*アンコール
ブラームス『ハンガリー舞曲第1番』



わたし、ラフマニノフのこのコンツェルト2番がだいすきなのであります。
なので今回はワクワクしながら会場に行ったとです(会場は『題名のない音楽会』でお馴染みのところです)。

ああー、すんばらしかっただーー!
鳥肌が立っただー!
ちょっとウルっときただよーーー!!
堪能しましただよーー。
ほんとに素敵だったー(うっとり)。

今回のお席は3階の左。
こないだの『第九』のときよりももっと真横で、第一バイオリンとかのゾーンは完全に見えません。
でもいんです。
西本さんのお顔がすげー近かったから(!)
なんせ左側の利点として、コンマスのほうをしょっちゅう見てくれる、てのがありますので、何度も
「おお!」
と、息を呑むような厳しい眼差しを見ることができ、そちらのほうでも感動しました。
それから西本さんの楽譜(スコア)が、上から見えるんです。
なんどもめくるから左端下がゴワゴワになっているところもしっかり見えましたよ。
でも意外と書き込みはしてないものなんですね。もっといろいろ書いてあるのかとおもってましたが、たぶん頭の中に入っているんでしょう。うむ。
一度でいいから手にとって西本さんが使った楽譜、見てみたいナー。

ところで本日、西本さん以外にわたくしの目を引きつけてやまなかった方がいらっしゃいました。
ええ、ラトビア国立交響楽団のなかに。

それはチェロの弾き手さんで、まあ、入場してきた瞬間から目立つ目立つ(ある意味出オチ)。
だって真っ赤! なのですもの。
本番前に一杯ひっかけたの?! と言いたくなるような紅顔で、しかも頭髪はやや寂しい感じなので、アタマのてっぺんちかくまで赤いわけです。
そのときわたしの脳裏には
『インドの虎狩り』
という言葉がふっと浮かびました。
チェロ(セロ)だけに。
そんなわけで、西本さんから目を動かすとそのチェロ弾きさんが視界の中心にどとーん、といらっしゃることに。
江戸時代、白人を初めて見た日本人が『赤鬼』と喩えたきもちが、たいへんよく理解できまして、その方が時々客席をちらちら見るのがなんとも可笑しかったです。
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Ode an die Freude.-Sympony No.9, D-minor,op.125-


この映画を観たときから、一度は生演奏で聴きたいものだ、と思い続け、ようやくそれが実現しました。
しかも西本さんの指揮で、自身の誕生日、という出来杉君な状況で。


席は4階といえど左(L)のボックス(?)なので、今まで背中ばかりだった西本さんのナナメ後ろ30度くらいの横顔を拝しながらの鑑賞。
おかげで初めて西本さんの左手(タクトを持ってないほう)のアクションを観ることができて面白かったー。
ティンパニにむかって
「ハイ、ここ!」
「ハイ、Go!」
「はい、ごくろーさん」
みたいな手の動きや、弦楽器ゾーンの皆さんに対して
「抑えて、抑えて……。次行きますよー、ハイッ!」
や、後方の管楽器のみなさんに
「カモン!」
みたいなアクション。
うーん、やはり“見応え”のある指揮者さんだなあ。
あ、そういえば第二楽章の途中、その管楽器ゾーンにむけてOKサインを出したように見えたけど、あれはなんだろう? 練習のときあまりうまく行かなかったところが、本番でバッチリ! だったのかニャー?

さて、聴きどころは言うまでも無く、第四楽章ですよ、ええ。
やはりあの大合唱は圧巻でありました。
にんげんの声って凄いねー。
聴けてよかったです。


2009.12/21 於:東京文化会館大ホール

 ブラームス:大学祝典序曲 作品80
 ベートーベン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付」
 *アンコールなし


ということで『歓喜に寄す』の詩はコチラ。


以下、どーしても我慢できない文句タラタラ。


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7.


ポスターには『マーラーの5番』とありますが、本日のプログラムはモーツァルト&ベートーベンという、モストポピュラリティークラシック、です。
まだまだクラシックコンサート初心者のわたしには、マーラーの5番は早いです(カクジツに寝る。第4楽章のアダージェットだけは聴きたいけども)ので、こういったプログラムがよいですよ。
それにロイヤルフィル(アル中さんにはお馴染み)だし。サントリーホールだし。
どんだけイイ音だろう! と期待に胸膨らませて(Bカップ⇒Cカップ)席に着きましたです。


いやー、よかったー! 素晴らしー!
とんでもなく、イイ音で、期待した以上だっただーーー!
この喩えはよくないかもしらんのですが、ほんとCDのまんま、な音でした。
あ、そう言えば今日の公演はCD録音しています、という断り書きがあったなあ。
と言うように、レコーディングに耐え得る音響設備に一流の楽団の音を満喫でした。
そして今日も西本さんの指揮は全力坂(ん?)。
ひと振りひと振りに意思が込められていて、じっと見ていると言葉が聴こえてきそうな感じです。
ラストに向かって盛り上がっていく楽譜にあわせて
「さぁ、行くよ、行くよ!」
てなふうな振りに、こちらもついつい身を乗り出しそうになってしまったりするくらい。
カッコよかったなぁ。
残念なのはアンコールは何かな? と期待してたんだけど、無かったこと。
でも仕方ないか。
ピアノソロのほうでアンコールやっちゃったからなー。

はあ……素敵なコンサートだったわぁ。

っつーことでわたし調子にのって、こんだ自身の誕生日に『第九』聴きに行きまーす。
もちろん、西本さんの指揮でつよーーん。


*9/22 於:東京サントリーホール 演奏曲目*
◇モーツァルト
・歌劇『後宮からの逃走』序曲
・ピアノ協奏曲第20番 ニ長調 k466

◇アンコール
・ショパン:ノクターン第8番op.27-2

◇ベートーベン
・交響曲第7番 イ長調
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菩薩より如来。
ウチのセンセイがイメージキャラクターになってる上野の杜の『国宝・阿修羅展』の来場者が30万人を突破したそうで、おめでとうさんです。
わたしは去年秋の奈良旅行で先に拝顔したので上野には参りませんが、イメージキャラの人のファンとしては、やっぱり嬉しいニュースではありまするな。

つーか、みんながそんなに阿修羅好きだとはおもってもいなかったです。
だってわたしがすきなのはやっぱり如来像なのでありますから。

薬師寺の薬師如来と東大寺の毘盧遮那仏。
この二体がわたしのなかの絶対仏像です(あとは動機不純で毘沙門天)。
わたしが奈良を訪れたら必ず東大寺に参るのも、大仏様のお顔を拝見するため、なのです。

菩薩像より如来像がいいのは、やっぱり“悟った方”だから、だとおもうのです。
だからあんなに穏やかな表情(かお)をしておられるのだと。
わたしなんぞのように俗世の煩悩にまみれまくっている者は、あのお顔を仰ぐとき、一瞬ですが、己の穢れがそぎ落とされたように感じるのです。

しかし。
ウチのセンセイが、仏像の前で一時間も佇むほどの仏像好きだったとはおもわなんだ@朝日新聞。

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