だめんずは、やっぱりだめんず。
観てきた(↑)


天海さん観たさで劇場に足を運んだのは去年のことだったのか。
なぜか一昨年のことだとおもってしまっていた。へんなの。
でもまあ、舞台で観ようがスクリーンで観ようが、将門はやっぱりダメだったなあ。
表情がアップになる映像になれば、もう少しいい男に見えるかしら、と期待してたんだけど、ラストがちょっとだけ
「おお、やればできる子じゃないの」
になっただけで、あとは“ダメなもんはダメ”ということで、わたしのきもちの落ち着く先は
「天海さん、かっこいい〜〜」
なのである。
アホのひとつ覚え、と嗤われようがなんだろうが、実際天海さんがかっこいいんだから、仕方ない。
舞台では圧倒的存在感、スクリーンではスターのオーラ全開、眼力(めぢから)放出。

たーまーらーん!


それにしても毎度このゲキ×シネを観ると、舞台での役者さんが実は全身で演技してるのがひしひしと伝わってきてただただ感服する。
観客席のどこからどう観られているかわからないから、指先だろうが足先だろうが気を抜けないわけだからとうぜんなのだが、それにしても凄い。
この観点はゲキ×シネでなかったら得られない部分だったので、わたしはこのシステムはとてもありがたいとおもっている。
とはいえ今作は編集がやたらと"映画"っぽくなっていて、たとえばスローモーションやアップの多用だったり、舞台では使用していなかった映像の挿入だったりなど、ゲキ×シネの「シネ」の部分に特化して作られた感が否めない気がした。
それがいいのか悪いのかは、わたしにはわからないけど。

でも、そうやって編集されても、将門はとにかくやっぱりダメな男であることに変わりはなく、それはそれで凄くキャラが立っていることなのだろうから、いのうえさん及び中島さんとマツケンは
「してやったり」
なのではなかろうか。


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だめんず・将門。


『蒼の乱』観てきた。
もちろんお目当ては天海さんでやんす。
ただ、前回の『薔薇とサムライ』は、天海さんにみとれ過ぎて物語をほとんど右から左へ受け流してしまったので、今回はちゃんとお話も把握するぞ! と己を戒めて臨みました。

結果、だいじょうぶでした。
ちゃんとストーリーも追えました。

だからこんなタイトルになったわけです。
だってほんとにことごとく“ダメ”だったんだもの、この将門。
単純で短気で粗暴でお調子者で考え無しで、加えて気にくわないことがあったら拗ねてトンズラ。
もう、ただのクソガキ! 
こいつのどこに最強の怨霊の片鱗があるのさ! 
と、見ていてイラッとするダメっぷり。
演じるマツケンこと松山ケインチさんのあの顔つきが、そういう将門のキャラクターに合っていて余計にダメさ加減が強調されてた。
おかげで天海さん演ずる蒼真の男前っぷり&美しさが際立つったらありゃしない。
かっこいい〜(はぁと)。

とはいえ、そのカッコよさにはどこか一抹の不安がつきまとうのであります。
なぜならこの物語は、ベースが平将門と藤原純友の乱であることはわかっているので、幕引きが救いの無い悲劇になりそうな予感がしていて、だからこその天海さんの凛々しさ出血大サービス状態なんでねぇのか、という(いわゆる“死亡フラグ”てやつですね)。
ずーとこころの中で
「殺さないで、殺さないでよ。天海さんを殺さないでよ〜〜」
そう祈って観ておりました。
その祈りが通じたかどうかは、明かさないでおきましょう。
ただ、休憩含めて4時間近い上演時間を、まったく長く感じさせない舞台である、ということだけは声を大きくして言っておきます。
ま、個人的にはすきな時代・題材だったしね。

けど最後、天海さんがナウシカになっちゃったのにはちょっとびっくり。
(その者 蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つべし 失われし大地との絆を結び ついに人々を清浄の地へ導かん)

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春馬くんにしてやられる。


やばい、やばい、やばい。
この『五右衛門ロック』はアル中は観たらアカンかも(特に姫の皆様方は)!
なぜなら春馬くんが。
三浦春馬くんが、やたらカッコいいから、なのだ、若い頃のセンセイに激似で!!
うあー、ヤバ過ぎるぅぅうう!!
(筋金入りのマサラーのわたしが言うんだから相当な度合いだと、おもってくだされぃ)

ということで今回の『五右衛門』、物語りが面白かったことよりも、春馬君のかっこよさに

ぽー

となっていたことしか言えないのであった。だはは。


いやしかし、春馬くんのあのセンセイの激似っぷりは、放置しておくのはもったいないよなぁ。
なんとかならんもんだろうか。
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「いいえ。人として」
あくまでも推測だけど。
この台詞で〆たくて、いのうえさんはこの物語を書き上げた気がした。


『重鎮』という言葉がある。
わたしの手元の新解さん(第12刷)によれば
「おもし」の意。
その社会で不動の地歩を占めている人。

という意味だそうだが、本公演に於いてその重鎮の役割を果たしているのは、やはり看板俳優の古田さんであろう。
たとえ座長でなくとも、彼が居るだけで何かが違う。
歳若き座長(藤原君)がより生き、ダブル主演という立ち位置の永作さんも際立ち、ベテランの高橋さん、北村さんの味もいっそう濃くなるという効果を、古田さんは生んでいる。
さすが、としか言いようがない。


とかなんとか気取って書いちゃってみましたが、つまりは新感線の春興行、観てきたわけですが、よかったです、この物語。
というか、わたしゃ少しは観劇の前に予備知識(どういう時代背景かとか、最低限のキャストとか)を仕入れて行くようにせんとアカンなぁ、とおもいました。
あんまりにも真っ白で観ると、休憩中に、友のパンフを読んで初めて
「おお、そうか、だからそうなるのか!」
と解る─みたいなトンチキなことをせにゃならんようになるので、今後はせめて公式サイトはのぞいておこうと。そう改心しました。
そんなわたしの決心はどうでもいいとして、今作のなにがよかったかという話。

全体的には“重め”な話なんだけど、まずテンポがいい。
ヘンに説明的な台詞が入って冗長になる部分がなく、勢いで引っ張っていく疾走感でまず心地よいのですよ。
それからやはりキャスト。
特にベテラン勢の演技のうまさはもう筆舌になんとか、てな具合。
そんでもってそのベテランを凌駕する藤原君、彼の存在が本作のキャスティングの妙の筆頭、でしょう。
わたしは彼の舞台演技を初めて観たのですが、なるほど、こりゃ彼の舞台のチケットがプラチナ扱いになるはずだわ、というほどの圧巻ぶり。
なのにあんなきれいな顔(ココ重要)と線の細い立ち姿なのだから罪だわさ。
わたしゃ、彼がすんげー熱のこもった口説き文句をエンエンと語るシーンで“落ちそう”になったさ! てか、あれはアカン。
あの台詞をああやって藤原君に言わすのは、ある意味反則!!! あれを聴きたいがためにリピートする女性客(しかもわたしらの年代)って、絶対居るとおもうぞ!

おお、つい、鼻息が荒くなってしまった。
話を戻しますぞ。お話のなにがよかったかの。

そですね、あとは風刺の部分ですかね。
いや、「教団」というフレーズで、あらまぁタイムリーだわねぇ、と感じるわけですが、物語が進むうち、いやいや、これはマジでタイムリーというよりは、この物語が今回の大きなニュースを呼んだんでないの? てな感じがするほどの演出と設定に、ちょっとべっくらするあたりとか。
そういう“めぐり合わせ”も、観ていて面白いわけです。

あとはやっぱり橋ずんさんのアドリブだなー♪
これもまた秀逸。

はい、楽しゅうございました。



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ななつの魂。


本作品は、劇団☆新感線を新感線たらしめた代表作―いうなれば看板作品で、へんな喩えだけど、ウチのおじさんたちの曲で言ったら『めりあん』みたいなもんだとおもう。
で、わたしはコンスタントに舞台を観るようになってまだ数年なので、この『髑髏城』は今回がお初であった。
またまたウチのおじさんたちで喩えるなら、ライブ参加本数のそう多くない人が、ようやく『めりあん』聴けた! という感じ。
したらその『めりあん』が、オリジナルアレンジじゃなくて、なんかちょっと変えてきてるから
「あれ〜?」
になっちゃうのは、今回の舞台の場合は初見の人間じゃなくて、何度も『髑髏城』観てる、歴の長いファンの方々のほうだったみたいだった。
むろんわたしは初見側なので、なんの戸惑いもなく、楽しんだのであった。


いやぁ、しかし、相変わらず“絵になる”舞台演出であることよ。
主だった登場人物が見得を切ってポーズ決めると、なぜか風が吹き、着物の裾や長い髪が揺れる。
ムヒョー、である。
または、フツーは衣装変えてる場合じゃないよね? なシチュエーションでも、主役クラスはちゃあんと着替えて出てくる。
でないと、クライマックスが“絵に”ならないから。
だから観てるこっちも
「なぜ着替える」
的なことはすぐ忘れられる。
カッコイイから。

改めて言うことでもないかもだが、ここの劇団ほど、舞台なのに舞台じゃないように見せようとする手法を用いているところって、他にはそうは無いだろうなぁ(わたしが他の劇団を知らないだけだが)。


で。
個人的な感想としては、主役級の俳優さんたちがチト若すぎたかな? という感が。
小栗君も森山君も早乙女君も間違いなくカッコイイのだが、この物語の内容とキャラの人物設定を鑑みると、やはり彼らはまだ若い。
人生経験を積み、そこから出てくる“渋み”がちょい足りない。
だから、7年後(この作品は7年ごとに公演されるから)に同じキャストで再演したらすげーイイことになるとおもうぞ。
あとは……そうさなぁ。
ラストシーンかな。
あのハッピーエンドもいいけど、わたしは7人が舞台奥に揃って並んでシルエットになって消えていくところで終わってもよかったような気がしてる。
だって、そこにいくまでスローモーションの動きで、まるで映画のエンドロールを彷彿とさせる場面を作り上げてるんだもん。
実際は、あそこで終わっちゃうと説明不足なことがあるからできないんだろうけどさ。
そんなところだろうか。

よい舞台でした。
(主役級のなかでは、実は早乙女太一くんに視線、奪われっぱなしであった。とにかく飛びぬけて舞台栄えする子である。ただ立ってるだけでも。)


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薔薇は美しく。


観劇レビューはコチラなんだけど、ゲキ×シネでも感想は変わらん!

んー、もぉ

ちょー、かっこよかったあ!

天海さぁあーーーん!!


である。
文字ポイント数が前回より大きくなっとるのは、スクリーンだと弩アップが拝めるので、そのぶんの感激が加わったからだす。

いやー、もう、たまらんでがんす。
とにかくほんと、美しいしカッコイイし、どこから見てもパーフェクト! ですわ。
観てるあいだじゅう、うっとりしちった。
はあ……(至福のためいき)。

んで。
舞台版のときはおそらく天海さんばっかし見てたからだろうが、物語を大雑把にしか覚えてなくて、今回のゲキ×シネ版で
「あ、こんなんあったっけ」
的なシーンがちらほらとあっておもわず苦笑。
いかんですな、ちゃんと舞台全体(物語)を観ないと。
反省、反省。

あー、面白かった。
また天海さん、客演で出て欲しいなあ。

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わかっちゃいるけど。


しぇーくすぴあの『オセロ』がベースですから悲劇なんですよ、そうなんです。
ええ。
そうとわかって観ているはずなのに、どうしてもこの劇団がやってると“オチ”を期待してしまうのはなぜだーー。
あううぅぅー。
つーことで悲劇の王道(なんじゃこりゃ)まっしぐらに物語りは進んで、ラストシーンで照明が落ちても、なんか終わった実感がなかなか沸かなかったですわ。

しかしなんだね、やっぱ重いね、悲劇だから。
なんだってそう悪いほうへ悪いほうへ転がって行くのかねぇ、誰も彼も、と、観ていてせつないですよ。
登場人物の誰かひとり、ひとりでも立ち止まれば流れは変わるのに、まあ、それは無理なんだよね。
「ひとの心の色が見えればいいのに」
というようなセリフが劇中であるが、まさにその心が見えないばかりに嫉妬と憎悪の底なし沼にはまっていくさまは、もどかしいと同時に、いつ我が身に起こるかもしらんと薄ら寒くなったりもしますよ。
あー、救われない。

しかしまあ、しぇーくすぴあよ、アンタはほんとに根暗さんやね。


ところで、本作品の悪役を演じていた田中哲司さんのことを、どの作品で見たのか、ずーーと思い出せなくて、さっきググったらば、うきゃー!
『ブラッディ・マンディ』で春馬くん演じる藤丸のおとーさんだったんじゃーーーん!!
そんな大事な役をされてた方だったのにおもいだせずにいたなんて!!
ばかばかばかばか、わたしの海馬のバカ!


それはそれとして、石原さとみちゃんは可愛い。
めっちゃ可愛い。
小さくて可愛い。
お人形さんみたいに可愛い。

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だから、ふじきゅーじゃなくて。


わたしが何度も
「鉄骨番長」
と言いまつがうもんだから、一緒に観にいった友人にとうとうツッコミを入れられました。
いやー、ついね、“鉄骨”と言っちゃうよねっ(なにが「ねっ」なんだか)。

さて、観にいく寸前に主役交代のニュースとかあって、えー、どうなっちゃうのかなーと心配しながらの観劇でしたが、やっぱり面白かったですね、ネタ祭りは。
なのでこの先はネタバレ全開でいきますので、これから観る予定の方は下を開いてはなりませんぞえ。
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薔薇に刀をかざして。



イヤぁー、もぉーう

チョーかっこよかったぁぁあああああ

天海さぁあん!!



いえもちろん、話も抜群におもしろかったのですが、とにかく徹頭徹尾、天海さんのかっこよさを引き立てる演出&衣装なので、ファンとしては
「でへへへ、たまんねぇぜ」
てな感じになってしまうわけです。
あー、もう大満足ー☆


前作、前々作とちょっと重くて暗い話だったのですが、今回の『薔薇とサムライ』は、『五右衛門ROCK』のPART2的扱いなので、まぁ、はちゃめちゃでアホくさくて、でもテンポがよい冒険活劇で、きらびやかでゼータクなキャストで、観劇後、スカッとした爽快感に包まれる完璧なエンターテインメントでした。
一緒に観た友人と
「もう一回観たいよね!」
と意見の一致をみたほど、おもしろい!
やっぱ新感線はこうでなくちゃ!!

それにつけても天海さんの凛々しいお姿よ。
ああ、本気でもう一回観たいわぁ。
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予習はいいけど復讐は何も生まないね。


本作内容の概略を読んで
(うーむ、また重そうなハナシだなぁ。大丈夫かなぁ)
と、ちょっと懸念しつつ、でも上川さんと堺さん、などという信じられないくらいの豪華な共演を見逃す手は無い、というワクワク感もありつつ、観劇して参ったわけでありますが。

いや、懸念は杞憂に過ぎなかったです。

確かにテーマは重い。
だからどんどん人は死ぬ。てか、大半は死ぬ。
救いもほとんどない。
そのへん『蜉蝣峠』も同じだったんだけど、それでも今作のほうはテーマが一貫しているせいもあるし、やはり座付き作家である中島さんの作なので、なんていうか……無理がない。
こう言うとクドカンファンに怒られそうだけど、やっぱりクドカンは座付きじゃないから、劇団のカラーとかがイマイチ理解しきれてなくて、ちょっと無理があったっぽく、この作品を見ると改めて感じざるを得なくなってしまうのでありますね。

で。
今回の作品は、チラシとか読むとベースが『岩窟王(モンテ・クリスト伯)』ということで、それをうまく古代史にからめてきて、かなり面白いわけです。
いかな日本史嫌いな人も、衣装とか見たり、大連(おおむらじ)とか大王(おおきみ)とか楼蘭(ローラン)とか聞けば、なんとなく
「あの時代あたりだな」
というのもわかるわけだし、“新興宗教”を巡る相克なんかも、うまい具合に日本史の史実を取り込んでる感も味わえるし、ラストもラスト。唯一生き残るのが女性で大王(おおきみ)で、名前がミコト(美古都)、てのもなかなかな演出だとおもえるのですよ。
作中でもいろんな女帝を連想させる設定になってたし。

あ、これはひょっとして、単にワタシ好みのテイストと背景が多かったから、ただ重い作品で終わらなかった、てことかも?

うんにゃ、たとえそうだったとしても。
上川&堺の両巨頭は素晴らしかったですよ。
特に堺さん。
ああいう顔つきの人だから、ああいうキャラなんだろうと、つまりあて書きなんだろうけど、まー、よいですね。
『笑いながら人を殺すヤツがいちばん恐い』
ていうのを何かで読んだことがありますが、堺さんはそのまんまのキャラなので。

あ、あとね、あとね。
特筆すべきは早乙女太一君、ですよ!
ワタシは初めて彼の生姿と演技を観ましたが、まぁ、その所作の素晴らしいこと!!
まず、女形で出来て舞う姿の美しさと艶っぽさ。
衣装の布の先端まで無駄にしない動きは、息が止まるほどでしたよ。
それと、殺陣。
まあ、鮮やかで美しく、滑らかで軽やかで、まるで踊ってるみたい。
たぶんね、堺さんや上川さんたちもかなり練習してるとおもうのですが、相手が太一君だと、どーしても見劣りしてしまう。
それほどに太一君の殺陣の見事さは群を抜いているのですが、彼にしてみたらそれがたつきの道なので、とうぜんなのですよね。
ま、その反面、セリフまわしはちょっ……とね、な部分があるので、それで堺さんや上川さんたちと互角、かな? というところで。

とりあえず今作はゲキ×シネになったら見直したいですね。
面白い作品でした。

つーか!
次回公演に、また天海さんが出るよーーーッ!!!


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Text:©2004 瀬戸際日記Neo.
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